ZOZO NEXTによるバーチャルヒューマンユニット「Drip」。ファッション分野へのバーチャル技術の導入を目指し、アメリカを拠点とするPinscreen社とともに開発を実施、低コストで質の高いバーチャルアバターの生成が可能となっている。 今回、日本のファッションブランドHATRA(ハトラ)とのコラボレーションとして、2021年秋冬コレクション「Rapid Eye Movement」の3Dデータを作成、バーチャルヒューマン「Drip」のRinoが着用した。今回は、このコラボレーションの経緯や完成画像について、HATRA・デザイナーの長見佳祐氏、ZOZO NEXT担当者の池上夕貴氏のコメントを交えて紹介したい。
バーチャルヒューマンの活用の場を広げるために
プロジェクト「Drip」は、ファッション産業でのバーチャルヒューマンやバーチャルクロージング(衣服)の導入を目指し、開発を進めている。特にバーチャルヒューマンの活用の場としては、ブランドのイメージビジュアルでの活用が想定される。池上氏は、ブランドがバーチャルヒューマンを使用することでモデルの手配やロケ撮影が不要になり、コストや時間の削減に繋がると説明する。また、3DCG技術を使用することで現実世界で撮影・制作することが困難なイメージビジュアルも作成可能となり、ブランドの世界観の表現に寄与することが期待されるという。この記事は会員限定です。
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