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2020.12.30

2020年、注目の「ファッションテック」ニュースを総まとめ!

2018年10月から始まったFashionTechNews、今年で2年を迎えました。今年はコロナ禍が様々な分野に大きな影響を及ぼした1年でしたが、それはファッション業界も同様でした。そんな2020年のファッションテックのムーブメントを、FashionTechNews編集部が今年配信した記事から振り返ります。

2020年、注目記事ランキングは?

1位 海外で大人気のコスメ専用冷蔵庫が日本上陸!コスメをより丁寧に楽しめる必需品

2020年、最もアクセス数の多かったのがコスメ専用冷蔵庫の話題。新型コロナウイルス感染症の影響もあってか、オンライン会議でも人目に触れる「顔」のメイクや美容は関心の高いトピックだったようです。
コスメや美容に関する話題は根強い人気があり、「ビューティーテック」と総称出来そうなほど多岐にわたっています。今年は特に、コロナ禍で店舗で直接試すことができない状況下で、ARでバーチャル試着できるネイルアイブローに特化したAIシュミレーター、さらには自撮りするだけのメイクカウンセリングまでバラエティに富んだバーチャルサービスが登場しました。
さらに、データマーケティングを活用たメイク業界のEC化の研究開発の話題など、ビューティーテックの分野ではファッション業界全体で価値ある知見と技術が蓄積されています。来年も引き続き、ビューティーテックの動向もチェックしていきたいと思います!

2位 【特集】今こそ考えたい、ファッションのこと、ファッションとテクノロジーのこと
今年、世界中の不安や関心を集めるトピックだったのは、やはり新型コロナウイルス感染症にまつわるものでした。ファッション業界も例外ではなく、商業施設の閉鎖や外出着への需要の減少といった状況を生き抜く力が試され、また「ファッション」の価値やあり方を考えさせられる1年になったかと思います。
FashionTechNewsでは、特集という形で業界潮流やコラムを発信し、新型コロナウイルス感染症とファッションテックについて考えてきました。「ファッションが楽しかったのはなぜか?」を再考した佐藤亜都さんのコラムをはじめ、Synfluxによるこれからを生き抜くファッション・システムについて事例とともに論じたコラム、そしてバーチャル化とファッションについて軍地彩弓さんにインタビューも掲載しました。そのほかにも様々な事例の紹介や、コラムを多岐にわたる領域の方々から執筆いただき、コロナ禍の状況を記録として残しています。
コロナ禍における不安はまだまだ拭きれないのが現状ですが、ファッション業界におけるデジタル化を劇的に推し進めたという現実も一方ではあります。FashionTechNewsでは、今後も「ファッション」というものを考え続け、ファッションテックの可能性を皆様と考えていきたいと思っています。

3位 ソールテクノロジーの常識を変える、NIKE厚底ランニングシューズの歴史
3位は、ランナーの走りを快適にするテックである厚底ランニングシューズの話題でした。スニーカーはコスメに続き関心の高いトピックで、「スニーカーテック」と呼びたいほど様々なプロダクト、サービスが登場し、大きな潮流を作っています。
スポーツとの関連では、Jacquard by Googleの機能を備えたインソールadidas GMRが注目のプロダクトです。これは現実空間でのスポーツとゲームの世界を接続するもので、eスポーツへの間口も広げるような試みでした。他にもランニング習慣を支えるスマートシューズORPHE TRACKがASICSと提携するなど、高機能スニーカーの一般化が進んでいきそうです。
他にもスニーカーヘッズのためのゲームアプリが登場するなど、スニーカーとテクノロジーの親和性の高さが感じられました。
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