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2023.12.20

成分の85%以上が植物由来「日本古来の色」に着目したマニキュア『SHIKI』

指先をおしゃれに彩られることから、近年はネイル商品の人気が高い。マニキュア(ポリッシュ)、ジェルネイル、スカルプチュアなど種類が多様で、なかにはサロンに行かずとも自宅で行えるものもある。
特にマニキュアは、自分で手軽にオン・オフできる点が大きな魅力だ。また、身近にある店舗やWebショップにはたくさんの商品が並んでいるため、好みの色を見つけやすいことも人気の理由かもしれない。
好きな色は、身につけるだけでも気分が上がるものだ。ヴィーガンマニキュアブランド『SHIK(シキ)』は、色の持つ力を信じ、「日本ならではの色」に着目したマニキュアを展開している。
今回は、同ブランドの運営に携わるTakakoさんに、立ち上げに至った経緯や、日本ならではの色に着目してマニキュアを開発した理由などについて、お話を伺った。
PROFILE|プロフィール
SHIKI Founder Takako
SHIKI Founder Takako

神奈川の海の近くで、自然に恵まれた環境のなか、ゆったりとした子ども時代を過ごす。
その後、海外での生活を通して各国の素晴らしい文化を知ると同時に、日本の美しい四季や芸術の特別さに気づき、意識するようになる。この経験が日本の「色」に着目するきっかけとなり、SHIKIの立ち上げに至る。

「色」に対する仮説から生まれたマニキュアブランド

『SHIKI』のマニキュアは、「色」に着目したことがきっかけで誕生した。「世界の美しい色を自身の一部として取り入れられたら、私たちの気持ちに変化が起こり、目の前の景色が今までとは違って見えるのではないか」と仮説を立てたことからスタートしたそうだ。
一般的な化粧品やマニキュアは、人を美しく見せるため、もしくはなりたい自分を実現するための道具・手段として扱われることが多い。さらに、SHIKIはそこに「気持ちに変化をもたらすきっかけ」という視点を加えている。
「どのような商品として実現させるか考えているときに、案のひとつとしてマニキュアが挙がりました。多様な色合いを再現できること、気軽に塗ったり落としたりできること、いつでも視界に入って人の気持ちに作用できること、そして爪の強化にもなること。これほどピッタリな手段はないと確信し、マニキュアにしようと決めました」
現在(2023年12月時点)、SHIKIで展開されているマニキュアは15色。Beni、Kaki、Kisuisenなど鮮やかな色から、Sakura、Wakameなど爽やかな色まで多様な色が並ぶ。
「日本のブランドとしてスタートするにあたり、日本固有の価値を表現したいと思いました。日本における四季折々の植物の色、日本の文化に潜む色への独特な思想など、「色」にはそれぞれ奥深い物語があることやその素晴らしさを伝えたいと考えたんです」
基本の15色は、マニキュアとしての機能を低下させることなく、ぱっとした素晴らしい発色であることが特長だ。そのうえ、マニキュア独特の刺激臭も控えめになっている。実際に使用した方からも、発色のよさや速乾性が好評だと言う。
今後は、透明感のあるものや、ラメ・パール感のあるものなど、商品バリエーションを増やしていきたいと考えているそうだ。

原料はルクセンブルク産。成分の85%以上が植物由来

SHIKIのマニキュアは成分の85%以上が植物由来。木材やジャガイモ、シュガービート、キャッサバ、サトウキビなどが使われている。
「爪に直接つけるものですから、できる限り身体へのストレスが少ないものを選びたかったんです。また、植物や天然石からできていると感じながら使用していただくことで、自然界とのつながりを味わっていただければと思いました」
マニキュアに使用している原料は、主にルクセンブルクで製造されているが、SHIKIを立ち上げた当初は、日本のブランドとして原料も資材もすべて国内での調達を考えていたそうだ。
「いろいろと調査を進めていくと、日本国内には植物由来原料を製造するサプライヤーがないと分かり、外国産の原料を扱うことに決めました。
結果的に、マニキュア文化の長い歴史を持つ欧州で、高品質の原料を製造するサプライヤーと出会えたため、SHIKIの価値を高めることができました。ルクセンブルクは先進的なビジネスの国で、商売全般に対する意識が驚くほど高く、学ぶことが多い国なんです」
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