2025.03.10
ゴルフができるほどの動きやすさと品のよさを両立：売り上げの30％を占めるONLY「ジャージースーツ」の開発秘話
近年、ビジネススタイルの多様化が急速に進み、軽くて動きやすいスーツやセットアップのニーズが高まっている。
そんななか、爆発的な売れ行きを見せているのが、ONLY（オンリー）の「ジャージースーツ」だ。
独自のジャージー素材とテーラー仕立てが駆使されたスーツは、その動きやすさから、「着たままスポーツができる」という噂もささやかれているほど。果たしてそれは本当なのか？
開発担当者に話を聞いた。
PROFILE｜プロフィール
佐藤 優（さとう ゆう）
株式会社オンリー 商品企画部マネージャー
日本各地に全33店舗。ルーツは京都の紳士服店
まずはONLYというブランドについて教えてください。
ONLYの起源は、1970年に高松宮技術奨励賜杯賞を受賞した経歴を持つマスターテーラー・中西浩一が、京都・山科で創業した紳士服店にあります。
中西は豊富な採寸の経験とスーツの本場・イタリアで学んだフィッティング哲学を融合させ、快適な着心地と洗練されたシルエットを兼ねそなえたスーツを作り上げました。
現在は自社工場で仕立てたパターンオーダースーツと提携工場で生産した既製スーツを展開しています。
ショップは旗艦店のONLY PREMIO TOKYO 有楽町店をはじめ、北海道から九州の都市部を中心に33店舗を展開しています。
スーツにはどんな特徴がありますか？
高度な職人技と上質な素材使いが生み出す仕立てのよさに定評があり、デザイン面では、クラシックな作りをベースにヨーロッパのトレンドを意識したシルエットにこだわっています。この記事をシェアする
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