グローバル化が進むにつれて、宗教的なアイテムを日常的に目にする機会も増えた。一方で、そのようなアイテムは社会問題の引き金にもなっており、近年ではイランでヒジャブ着用をめぐり22歳の女性が警官によって暴行され、後に死亡した事件をきっかけに抗議運動や議論が行われている。
しかし、私たちはヒジャブを、そしてそれをつける女性たちをあまりにも知らない。そこで現代のムスリム女性のアイデンティティと社会参加について調査・研究を行う関西学院大学教授の安達智史教授に、ヒジャブをテーマに現代のムスリムについて話をうかがった。