アウトドアブランドとして世界的に有名な「
Marmot(マーモット)」。アウトドアフィールドに適したウエアを中心に幅広ラインナップを展開している。
そんなMarmotの冬の名品として長年愛されている定番的なアイテムといえば「Mammoth Down Parka(マンモス ダウン パーカ)」ではないだろうか、今回はブランドの歴史も交えながら、このアイテムのルーツや魅力に迫っていこうと思う。
自分たちがフィールドで使うパーカや寝袋作りがMarmotの原点
はじめにMarmotというブランドのルーツからお話ししていこう。1971年アメリカ、カリフォルニア大学サンタクルーズ校に通い、アラスカの氷河の研究などをしていたエリック・レイノルズ氏とデイヴ・ハントリー氏の2人は、山登りを活動の中心とした「Marmot Club(マーモット クラブ)」を設立する。
大学の寮の部屋で自分たちがフィールドで使うパーカや寝袋を作りはじめたことをきっかけに1974年「Marmot Mountain Works(マーモット マウンテンワークス)社」を設立し「Marmot(マーモット)」ブランドが誕生した。
アウトドアアパレルとして「GORE-TEX(ゴアテックス)」を採用したのはMarmotが最初
会社設立後、カリフォルニアからコロラド州のデュランゴに拠点を移し第1号店を出店する。とき同じく、当時からすでにアメリカで人気俳優だったクリント・イーストウッドが、アクション映画『アイガー・サンクション』でMarmotの「ゴールデンマントルパーカ」というダウンジャケットを着たことで大ヒットし、一躍人気ブランドへと成長した。