メディアなどでの活躍が目覚ましいお笑いコンビ「
さらば青春の光」。そのメンバーである森田哲矢さんは、芸能界きっての古着通として知られている。YouTubeのサブチャンネル「
さらば森田の五反田ガレージ」では、古着屋巡り企画も人気コンテンツのひとつだ。
ヴィンテージカルチャーへの造詣が深い森田さんは、自身も『Boon』を愛読して育ったという。今回はその『Boon』を軸に、彼のヴィンテージへの想いを聞いた。
PROFILE|プロフィール

森田 哲矢(もりた てつや)
さらば青春の光
2008年から2015年の間に、さまざまなお笑いコンテストで優れた成績を収める。主な成績として、2012年キングオブコント準優勝、2013年キングオブコント第4位、2014年コント新人大賞優勝など。THE MANZAIやNHK上方漫才コンテストなど、数々の大会で決勝・準決勝に進出。個人事務所「ザ・森東」の社長
X / Instagram
Jリーグ、PUFFY、浜田雅功…古着ブームでアメ村に通った学生時代
森田さんが当時愛読していた90年代の『Boon』は、古着ブームやストリートカルチャーにおけるバイブル的存在であり、業界の中心的な雑誌だった。レアなヴィンテージアイテムを纏ったスポーツ選手や人気アーティストが飾る表紙は、単なる話題性だけでなく、掲載アイテムへの問い合わせが殺到するほどの影響力を持っていた。
当時の学生時代を振り返りながら、森田さんはそのシーンについてこう語る。
「当時はものすごい古着ブームやったから、大阪のアメリカ村はいつも人だかりができていて、古着屋が乱立していた時代でしたね。
ほんまに大げさやないけど、10メートルおきぐらいにほとんどが古着屋みたいな感じやったなぁ。ただ歩いているだけでも、古着屋が30軒は見つけられるんちゃうかっていうぐらい多くて、一日そこで潰せちゃう感じでした。