2010年にスイスで誕生したスポーツブランド、On。“Ignite the human spirit through mov ement(動くことを通じて人の心に火を灯す)” をミッションに掲げ、ランニング、アウトドア、トレーニング、 テニス、そしてライフスタイルの分野で、プレミアムなシューズ、アパレル、アクセサリーを提供している。
「Cloud(クラウド)」は、そんなOnを代表するアイコン的存在だ。最新世代となる「
クラウド 6」は、前作からどのような進化を遂げたのだろうか。
約3年ぶりのアップデート。より快適な履き心地に
Onのユニークなソールユニットは、共同創始者の1人、オリヴィエ・ベルンハルド氏が水撒き用のホースをカットして、自身のシューズのソールに貼り付けたことを出発点に生まれたもの。デュアスロン(ランニングと自転車の複合競技)で3度世界チャンピオンとなり、トラアスロンの最高峰であるアイアンマンレースでも活躍したベルンハルド氏が、現役時代に悩まされたのが脚のケガ。それをこれからのアスリートたちに経験してほしくないという強い思いから生まれたのが、世界特許技術のCloudTec(クラウドテック)システムなのだ。
「クラウド」の初代モデルが登場したのは2014年のこと。ソフトな着地と力強い蹴り出しを実現するCloudTecと、シューレースを結ぶ・解くという作業なしに快適なフィット感を提供するスピードレースシステムの組み合わせが多くのファンを生み、ベストセラーとなった。そんな「クラウド」が約3年ぶりにアップデートを果たした。
シーンレスに履けるデザインと、快適な履き心地で高い評価を得ている「クラウド」。シリーズ最新作となる「クラウド 6」は前作からルックスは大きく変わっていないが、細かな部分が見直され、さらに快適性が向上したという。