SNSやメディアの影響を受け、いわゆるデパコス(デパートで販売されている高級ラインの化粧品)を求める小学生が増えているという。親としてはデパコスの値段だけでなく、子どもの肌にどこまで与えていいものなのか頭を悩ませる問題だ。
今回は、子どもの肌状態について研究し、小学生向けのスキンケアブランド『
ファンケル クリアアップ』を展開する
ファンケルの中川あゆさんを取材。子どもに本当に必要なケアと、肌の悩みを減らすために親子でスキンケアと向き合うコツを聞いた。
PROFILE|プロフィール

中川 あゆ(なかがわ あゆ)
株式会社ファンケル
化粧品事業本部化粧品商品企画部商品企画第1G
「かわいくなりたい!」小学生の最新美容事情
フ ァンケルが開発した小学生向けスキンケア「クリアアップ」は、発売からわずか2ヶ月で当初の販売計画の約2.5倍の売り上げを達成するなど、大きな支持を集めている。そんなファンケルは小学生の美容やスキンケアについて、一対一のインタビュー調査や定量調査を行い実態を明らかにしてきた。
「大人が思っている以上に、小学生は美容に対して敏感です。SNSやYouTubeなどを見てモデルやインフルエンサーに憧れて、"◯◯ちゃんみたいになりたい”と美容に目覚めるお子さんもいます。
またスマートフォンを持つお子さんも多くなり、以前よりも写真を撮ったり撮られたりすることが多くなりました。その影響で自分の姿を客観的に見る機会が増え、よりかわいくなりたいという思いが強くなったり、美容悩みが多くなったりしているようです」