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2024.08.16

イオンリテールのオリジナル化粧品ブランド・コペルニカ、成長の秘訣は「小売りの強みを生かすこと」

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イオンリテールは、2022年に初となる化粧品オリジナルブランド、『コペルニカ』をローンチ。スキンケアとベースメイクを含めて9アイテムをリリースし、GMSのイオンやイオンスタイル、イオンネットスーパーなどで展開している。今年7月には『コペルニカ 角層バリアセラムプライマー』を発売し、26アイテムが揃った。
今回は、順調にブランドとして成長しているコペルニカについて、イオンリテール株式会社を取材。化粧品を含む多くの商品を擁するイオンで、オリジナルブランド化粧品を展開する意義、コペルニカの成長の秘訣に迫った。
PROFILE|プロフィール
山田 �千秋(やまだ ちあき)
山田 千秋(やまだ ちあき)

イオンリテール株式会社 H&BC本部 ビューティ商品部
MD・商品開発グループ 商品開発リーダー

小売りだからできる! 潜在ニーズに応えるブランドを目指して

コペルニカのローンチのきっかけを教えてください。
コペルニカは、小売りだからこそできる、潜在ニーズに応えられる正直で誠実なブランド、ナショナルブランドにはないブランドを創り出すことを目指して開発をスタートしました弊社の若手社員をコペルニカ アンバサダーに任命し、彼らが商品づくりに携わっています。
コペルニカ アンバサダーは、具体的にはどのような活動をしているのでしょうか。
商品開発においては、ブランドコンセプトを理解し、開発途中段階での試用、改善案の提案を行っています。年間プロモーション案や、店頭オリジナルブランドもアンバサダーの意見を取り入れながら作成しています。 
各アンバサダー自身が商品を使った実感のもと、アンバサダーメンバーで商品に合ったセールスコピーや、店頭動画やブランドサイトのコメント、アンバサダーPOPなどを考え、自ら出演することも。
コペルニカ アンバサダーは化粧品好きの集まりなので、ユーザー目線と店頭で販売するスタッフとの両視点からの発言をしてくれることで、よりターゲットに寄り添った商品提案ができるようになってきていると感じています。
化粧品を含むたくさんの商品を扱う御社において、オリジナルブランドを展開する意義は?
小売業として、お客様のニーズを商品に生かすことができること。その商品が競合との差別化を生み出し、弊社への来店頻度が上がることで会社全体の集客へ繋げていけることです。
開発時には、どのような潜在ニーズがあったのでしょうか。
市場では成分訴求のアイテムが多く見られますが、お客様やコペルニカ アンバサダーの声を聞き、Z世代の「自分に合ったものを使いたい」というニーズに着目しました。
「いつもと少しだけ違う自分に出会い、自分らしい心地よさや美しさを見つけてほしい」というブランドメッセージを掲げ、季節や体調、心理的なストレスなどによって変化する肌に向き合いながら、安心して選んでいただけるブランドを目指しています。

既存の考え方にとらわれない、独自設計の化粧品を開発

コペルニカでは毛穴黒ズミや乾燥、ニキビなど「Z世代に多い肌悩み」に着目しつつも、年齢や性別にとらわれないシンプルなスキンケアを提案されていますよね。
コアターゲットは20代後半から30代ですが、ブランドとしては、年齢や性別に関係なく使っていただけるテクスチャー、デザインを念頭に置いて商品設計しています。実際に、軽めのテクスチャーを好む40代、50代のお客様にもご購入いただいております。
ナショナルブランドにはない商品を目指して、どのような工夫をされているのでしょうか。
コペルニカは、既存の考え方にとらわれず、すべてのアイテムにおいてオリジナル処方設計をしています。皮膚科学に基づいた4つのアプローチ、角層のすこやかさ、角層の充足、角層のうるおいの通り道、角層のうるおい密度を考慮して、肌のバリア機能をサポートできる成分の組み合わせとして完成したのが、独自成分「整肌チューニングコンプレックス」です。
整肌チューニングコンプレックスは、肌のバリア機能サポートを目的とした共通成分として、コペルニカのほぼ全アイテムに配合しています。使い続けるとバリア機能をサポートでき、刺激を受けにくい肌に整うのを実感していただけます。
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