男性にと っては毎日のルーティンであり、エチケット、身仕度に欠かせないヒゲ剃り。そんなヒゲ剃りに「美顔」「うるおい」の概念を取り入れた新発想のシェーバー、その名も「スキンケアシェーバー」が今、話題になっている。
「肌にやさしいシェービング」を基本コンセプトに掲げて2021年に発売されたパナソニックの「スキンケアシェーバー ラムダッシュ ES-MT21」は、スキンケア機能が初搭載され注目を集めた。そして、そのニューモデルである「ES-MT22」が2022年9月に発売。さらなる進化を遂げている。
数多くあるシェーバーの中でも、今までにない視点とテクノロジーでイノベーションを起こしている「スキンケアシェーバー」の開発の裏側を探ってみよう。
スキンケアシェーバー ラムダッシュ「ES-MT21」に詰め込まれたテクノロジーとは?
数多くある電気シェーバーの中でも、確固たるブランドを確立している「ラムダッシュ」。その製品たちは、シェービングに常に求められてきた「深剃り」と「肌へのやさしさ」へのこだわりとともに開発されてきた。
「そもそも2002年発売のラムダッシュ初号機においても、肌に密着して優しく剃れる『全方位フロートヘッド』を搭載し、以降も常に肌への優しさを追求し続けています」
同ブランド、そして「スキンケアシェーバー」の商品企画を担当するパナソニック商品企画部・池田建太さんが開発の経緯を語ってくれた。
「シェービングは肌を傷めるものというのが当たり前に捉えられている中で、マイナスをゼロに近づけるものではなく、使えば使うほど肌がきれいになるシェーバーを作りたいというのが、『スキンケア機能を搭載する』という発想の起点にありました。さらに、主に女性向けに展開していた導入美顔器『イオンエフェクター』の技術をメンズシェーバーに融合させることができるのではないか? という仮説のもとに、新しいシェーバーの開発・検討がスタートしました」