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OLAPLEX(オラプレックス)」は、アメリカ発のプレックス系ヘアケアブランドだ。プレックス系とは、ブリーチやカラーによる薬剤のダメージを抑える働きを備えた製品を指す。本ブランドはプレックス系の元祖で、そのテクノロジーは世界初の特許技術としても認められている。
国を超えて多くの人に認められるテクノロジーは、どのように誕生したのか。日本でオラプレックスのPRを担当する水谷さんに、誕生の背景や製品の特徴を伺った。
PROFILE|プロフィール
水谷 美月(みずたに みつき)
オラプレックスプロダクトマネージャー
学生の頃からヘアカラーやヘアスタイルを変えて新しい自分に出会うことに魅力を感じ、「美容師さんの手助けができる存在になりたい」と思い、新卒で総合美容商社に入社。
オラプレックスが日本でローンチされる1年前にマーケティング企画部に配属され、7年以上マーケティングや社内・社外営業、サロン勉強会、PR活動など幅広くオラプレックスに関わる。
2人の医療系の科学者が、ガレージで開発
オラプレックスの創業の経緯を教えてください。
オラプレックスは、2014年にアメリカのカリフォルニア州で誕生しました。開発に携わったのは、ノーベル化学賞を受賞するようなハイレベルな研究チームに所属していたDr.クレイグ・ホーカーと、Dr.エリック・プレスリーという医療系の研究者です。2人はヘアケア業界にゆかりはありませんでしたが、オラプレックスの創業者のディーン・クリスタル氏から、髪のダメージケアについて相談されたのを機にヘアケアの研究をはじめました。
医療分野の科学者が開発したからこそ、これまでヘアケア業界にはなかった画期的な知見で製品を生み出すことができました。当時は本格的な研究施設ではなく、簡易的なガレージで開発していたと聞いています。