「最近のこの流れはおそらく5年ぐらい前から徐々に人気が上がってきたような感覚で、バンドTシャツだとNirvana(ニルヴァーナ)やRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、映画TシャツだとSTAR WARS(スター・ウォーズ)、アニメTシャツだとAKIRA(アキラ)などの値段がジワジワ高騰していったという感じです。
「最初はThe Beatles(ザ・ビートルズ)のTシャツで、1990年代のものです。アルバム『LET IT BE(レット・イット・ビー)』のTシャツなのですが、このアルバムは1970年に出たもので、以降このモチーフのTシャツはいろい ろと作られてきたと思います。1990年代のボディでMade in USAのものなのですが、バックにアルバムの収録曲が書いてあるのはあまり見ないものだと思います」
THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)1990年代のTシャツ
「バンドTシャツ繋がりでもう一枚、THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)のTシャツを紹介させていただくと、1997年〜1998年のワールドツアーのTシャツになるのですが、Tシャツのボディの仕様も1990年代のものなので、ビートルズのものと同時代のTシャツと考えてよいと思います」
「企業ものTシャツとして面白いと思うのが、このHOOTERS(フーターズ)【※全米で展開しているアメリカンダイニング&スポーツバー】のTシャツです。黒地にトレードマークのフクロウがモチーフのTシャツはいろいろな古着屋さんでも見られると思うのですが、この絵柄は珍しいかと思います。コピーライトとボディの仕様から1990年代のものだと思われます。ネームタグもHOOTERSのもので、Made in USAのものになっています」