リース方式のランプから事業をスタートし、今では様々なアウトドアギアを展開している「
コールマン(Coleman)」。同ブランドの定番シリーズである「
WALKER(ウォーカー)」のバックパックは近年、公式サイトのビジュアルに女性を積極的に起用するなど、女性へのアプローチを加速させている。その背景には、女性人気の高まりがあるという。
なぜ「WALKER」のバックパックは女性からの支持を得ているのか。マーケティング本部の伊藤綺子さんに話を聞いた。
「トレッキングを楽しんでほしい」という思いから誕生した 定番シリーズ
1900年に創業したコールマンが初めてバックパックをリリースしたのは1996年。“誰にでも手軽にトレッキングを楽しんでもらう”という考えのもと、トレッキング用のアイテムを開発していくなかで、バックパックも作られた。「WALKER」シリーズが誕生したのはその8年後、2004年のことだ。
初代ウォーカーのカタログ写真。当初は20Lと25Lの2サイズ展開だった「WALKERシリーズのはじまりは20リットルと25リットル容量のバックパックでした。その後もさまざまなお客様に使っていただくなかで、15リットルや33リットルといったサイズバリエーションを増やしていますが、コンセプトは開発当初のものから変えていません」と伊藤さんは説明する。