近年、ますます注意が必要な暑さに見舞われる日本の夏。
驚くべきことに、独自の素材と加工技術によって、最大約-15℃もの“冷却体感”を生み出すという。
2023年にMakuakeでTシャツ史上最高の売り上げを記録し、ファッション業界にも衝撃を与えた超冷却Tシャツはどのようにして誕生したのか?
hap株式会社の鈴木素さんが、開発の裏側から機能設計まで、すべてを語った。
PROFILE|プロフィール

鈴木 素(すずき もと)
hap株式会社 代表取締役
繊維商社で国内外の生産現場を経験後、2006年にアパレル関連企業のhap株式会社を設立し、2016年にCOVEROSS®(カバロス)を開発。2023年には内閣総理大臣賞を受賞し、国際的にも高い評価を獲得。
目指したのは、日本の酷暑に対応するTシャツ
「ウルトラフリーザーTシャツ」は、日本の夏に対応するために生み出された。「年々厳しさを増す猛暑の影響で、お客様から『単なる接触冷感Tシャツでは物足りない』、『もっと涼しいTシャツが欲しい』といった声が上がっていたんです。
現代に求められているのは、『着た瞬間 にひんやりして、汗をかいても快適さが続くTシャツ』。そのニーズに応えるため、開発チームを立ち上げました」
「ウルトラフリーザーTシャツ」 各11,000円(税込)長年の研究の末に開発されたのが、特殊な冷感素材と「COVEROSS®」という後加工技術を組み合わせた「ウルトラフリーザーテクノロジー」だ。