新作が出れば即完売。パリコレブランドとコラボし、大阪・関西万博「日本館」のユニフォームにも採用され注目を集める、日本のプロダクトブランドがある。「
goyemon(ゴヱモン)」だ。
なかでも「
unda-雲駄-」は、その代表的なアイテムだ。日本の伝統的な履物「雪駄」を現代的に解釈した新しいタイプのフットウエアであり、ユニークなデザインと雲の上を歩くような履き心地で熱狂的なファンを持つ。
undaに込められた「和」のデザインの可能性とテクノロジーを、デザイナーの2人に聞いた。
PROFILE|プロフィール

武内 賢太(たけうち けんた)
株式会社goyemon COO/CONCEPTOR
伝統とテックの要素を取り入れた「左右がない」サンダル
「unda」27,500円(税込)「unda-雲駄-」の外観は、雪駄によく似ている。しかし、よく見るとミッドソールにエアクッションがついている。goyemonコンセプターの武内賢太さんはデザインについてこう語る。
「もともとの『雪駄』は草履の底に革を張ったもので、『雪』の上を歩くために作られたと言われています。僕たちはスニーカーのソールをつけることで、『雲』の上を歩くような履き心地を目指しました。だから『unda-雲駄-』という名前なんです」
undaを象徴する「伝統」と「テック」がミックスされたデザインgoyemonのショップ兼アトリエでundaを履かせていただいた。
たしかにスニーカーのようなフワフワとした履き心地で、アウトソールのグリップが利いている。