ここ数年続く暖冬傾向のせいか、薄くて軽いインナーダウンの注目度が高まっている。アウターにも使える、重ね着で温度調節もしやすい、折り畳んで持ち運べる、などタウンユースでのメリットは数多い。
なかでも
モンベルは、インナーダウンの元祖といわれ、アウトドアギアづくりで培われた品質、保温性、機能性に加え、高いコストパフォーマンスによって絶大な人気を獲得している。
そんなモンベルが擁する2024年のインナーダウンの注目株とは?
PROFILE|プロフィール
宝迫 哲史(ほうさこ てつし)
株式会社モンベル広報部
店舗スタッフを務めたあと、広報部に異動。好きなアクティビティは登山とクライミング。休日は岩場でクライミングを楽しんでいる。
動きを妨げないために生まれたラウンドネック
そもそもモンベルがインナーダウンの元祖というのは本当ですか?
はい。インナーダウンのファーストモデルは1997年に登場した「ダウンインナージャケット」です。当時の登山用のミドルレイヤーはフリースウエアが主流でしたが、ダウンウエアのほうが軽くて暖かく、収納性にも優れていることから、インナーとして着られる薄手のダウンジャケットを開発したんです。当時はこうしたダウンウエアはほとんどありませんでした。