シリーズ累計売り上げ916万枚[1]を突破したという「サラリスト」は、なぜこれほどまで人気を博しているのか。他社では実現できなかった技術が隠されているその秘密に迫っていく。
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檜山 のぞみ(ひやま のぞみ)
株式会社千趣会 ベルメゾン事業本部 ウィズファミリービジネスユニット ブランド戦略チーム
入社1年目からインナーの企画・開発を担当。「お客様第一主義」を貫き、一人ひとりのお客様の最高の笑顔を叶えたいという気持ちで携わっている。現在はサラリスト・ホットコットを中心とした主力インナーブランドのMDとして、商品企画から販売までのディレクションを担当。
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東 勇紀(ひがし ゆうき)
株式会社千趣会 ベルメゾン事業本部 ウィズファミリービジネスユニット 調達1チーム
サラリストの開発バイヤーを担当。前職で培っ た素材や機能試験についての知見を生かして、機能性観点での素材開発や商品開発に力を入れる。
夏場の汗の悩みは尽きることがない。これは、インナーを数多く手掛けてきたベルメゾンも同様に直面する課題だが、ついにひとつの答えにたどり着いた。それが「サラリスト」シリーズの開発だった。
「1998年から汗取りインナーの取り扱いを始め、2011年に汗の悩みに特化したシリ ーズとして『サラリスト』ブランドを展開しました。女性の社会進出がさらに進み、それに伴って汗取りインナーの需要がより高まってきた背景があります」(檜山)
ブランドとして立ち上げたのは、「お客様が戻ってこられる場所を作りたい」という思いがあったと檜山さんは話す。
気に入った商品があったとしても、逐一その商品名まで覚えていられるのは稀だ。だからこそ、誰もが覚えやすい「サラリスト」という名前が採用されたという。