Fashion Tech News Symbol
お気に入り閲覧履歴
/
NEW マイページ機能追加
お気に入りと閲覧履歴の機能が追加されました!
会員登録すると、さらに便利に利用できます。
2024.10.01

ワークマンの「超撥水」を超える「プレミアム超撥水」のこだわりの機能を徹底解剖

リンクをコピーしました
ワークマンが2024年秋冬から新たに展開している「Xシェルター」は、「非常に寒さを感じにくい服」として発売前から大きな話題になったが、先日開催されたワークマン2024年秋冬新製品発表会では、「Xシェルター」以外にも斬新な機能を備えた製品が多数発表された。
今回は、その中のひとつである「プレミアム超撥水」シリーズの開発に携わった、株式会社ワークマン製品開発第6部チーフバイヤー羽倉優太朗さんに、ワークマンの公式アンバサダーの山田耕史が、開発にまつわるエピソードを伺った。

100回の洗濯に耐える撥水生地

山田耕史(以下、山田)ワークマン製品を日常的に愛用している自分にとって、撥水は身近な機能です。たとえば、僕が開発に関わった「超撥水シェフパンツ」はその名の通り「超撥水」という機能を備えていますが、この「プレミアム超撥水」とはどのような機能なんでしょうか?
羽倉優太朗(以下、羽倉)言葉であれこれご説明するよりも、このPOPを見ていただいたほうが早いかもしれません。
キャプション:ワークマン2024年秋冬カタログより
キャプション:ワークマン2024年秋冬カタログより
山田読み上げるのも大変ですね(笑)。1:生地耐水圧・透湿度 2:摩擦耐久性 3:防風性 4:UPF50+ 5:軽量 6:超撥水 7:抗菌性 8:静音性 9:マルチケア 10:ベンチレーションと、まさに機能のオンパレードですが、やはりこの中でも「超撥水」が一番のウリということでしょうか。
羽倉そうですね。この「プレミアム超撥水」シリーズは、これまでのワークマン製品を圧倒するくらいの撥水力を実現させるため、世界最高レベルの撥水技術薬剤メーカーと5ヶ月以上にわたってやり取りを続け、開発しました。ワークマンではこれまでさまざまな撥水機能を備えた製品をご提供してきましたが、その集大成と言える製品に仕上がったと自負しています。
山田これまでの撥水アイテムと具体的にどういった違いがあるのでしょうか?
羽倉撥水力の耐久性が大きく違います。これまでワークマンでは50回の洗濯に耐えられるレベルのものを「耐久撥水」と称していましたが、今回の「プレミアム超撥水」はその倍、100回の洗濯にも耐えられます。
今秋冬発売する「プレミアム超撥水ソフトシェルトレックフーディ」と「プレミアム超撥水ソフトシェルトレックパンツ」はどちらも2,900円ですが、この価格帯でこれだけの耐久撥水力を備えた商品は他にはまず存在しない、オンリーワンの製品ではないかと思います。
また、耐久性だけでなく、撥水力そのものもかなりのレベルです。
山田水が生地の上を滑るように流れていきますね。こういった撥水力でも、ワークマンは競合他社に先んじているのでしょうか?
羽倉ワークマンには、撥水力を求められるお客様が非常に多いんです。
実は、防水力と撥水力って別モノなんです。防水は文字通り水を防ぐ、つまり生地の内側に水を入ってこさせないということですが、別に生地に撥水性がなくても防水することは可能なんです。
どうやら欧米の方は撥水力をあまり重視していないようで、欧米のアウトドアブランドの防水ウエアは、ハイエンドの商品でも撥水性を備えていないことがよくあります。ですが、日本には「撥水じゃないと防水じゃない」というイメージを持った方が多いようで、撥水力に対するニーズがとても高いんです。
山田確かに、こうやって水が流れていく様子を見ていると、気持ちがいいですもんね(笑)。

こだわりのディテールの数々

羽倉2024年秋冬の「プレミアム超撥水」シリーズでは、トレッキング向けの2アイテムが展開されます。
羽倉透湿度が25,000g/m2/24h(「蒸れにくさ」の基準となる数値で、登山向けウエアには一般的に20,000g以上のスペックが必要とされる)と高く、体を動かしても蒸れにくいという「プレミアム超撥水」の特徴は、トレッキングで非常に生きると考えています。「プレミアム超撥水ソフトシェルトレックフーディ」は、特に動きやすさにこだわりました。
1 / 2 ページ
この記事をシェアする
リンクをコピーしました
CONTACTお問い合わせフォーム
ご質問やご要望がございましたら、以下のフォームに詳細をご記入ください。
お問い合わせ項目必須