

坂道古着。
乃木坂46 五百城茉央がテーマ別「古着コーデ」に挑戦!
東京・下北沢で確かな存在感を放つヨーロッパ買い付けの老舗人気古着店「The Sun Goes Down(ザ・サン ゴーズ ダウン)」。店内には、ヨーロッパで買い付けられたエスプリ漂う上質なアイテムが、並んでいる。
今回この場所に訪れたのは、乃木坂46のメンバーである五百城茉央さん。ここを舞台に、ガーリー、マニッシュ、エレガンスという3つのテーマでコーデを組むことに挑戦してもらった。
今回は、彼女が作り上げた3つのスタイリングを通して、古着に見出された“自分らしさ”の表現方法と、その独創的なファッション観の根底にある想いに迫っていく。
「ビビッとくる」服選びの流儀
「The Sun Goes Down」はヨーロッパを中心に買い付けた、質のよいヴィンテージアイテムを扱うショップですが、実際に訪れてまずはどのような印象を持ちましたか?
素材や色使い、デザインをとってもヨーロッパの古着が好きなので、素敵なアイテムが揃っていて、いろいろと目移りしちゃいます。

普段、洋服はどのように選んでいますか? 今日の様子を拝見していると、かなり直感的に選んでいるように見えますが。
そうですね、直感で買うことが多いです。まず店内を一通りさーっと見て、その中で「ビビッ」ときたものを買う、ということがほとんどです。

その「ビビッ」とくるポイントは、デザインですか、それとも色や素材でしょうか?
ちょっとひと癖あるものが好きなんです。一見シンプルなアイテムでも、アクセントになるような柄が入っていたりすると「可愛いな」って惹かれますね。Style 1 | ガーリー:坂道古着ならではの「ゆるさ」を重ねて
では、さっそく組んでいただいたコーディネートについて伺います。最初のテーマは「ガーリー」でした。このスタイリングのポイントを教えてください。
キーアイテムにしたのは、この柄が可愛いトップスです。さりげなさと絶妙な雰囲気が気に入りました。この感じに、緑と金のベルトを合わせたら素敵なんじゃないかなと思いました。
丈の長いトップスにスカートを重ねるのはバランスが難しそうですが、すごくうまくまとまっていますね。
最初はスカートなしも考えたんですけど、トップスの生地が持つ“ゆるさ”と、スカートの生地感の“ゆるさ”が似ているなと感じて。どちらも柄がさりげなく入っていて可愛いなと思ったので、合わせてみることにしました。


なるほど、素材感の共通性がポイントだったんですね。ベルトでウエストを締めることで、全体のゆるいシルエットが引き締まって見えるのも素敵です。
ありがとうございます。この独特の生地感のゆるさって、古着ならではの魅力ですよね。Style 2 | マニッシュ:素材のギャップで生む、クラシックな表情
2つ目は「マニッシュ」スタイルです。先ほどのガーリーな雰囲気とは打って変わって、クラシックな印象ですね。
こういったかっこいい系のスタイル、実は初めて挑戦したんです。このシャツを見つけたときに、「メンズライクなスタイルが作れそうだな」とインスピレーションが湧いて。私、こういうテロテロした生地が大好きなんです。
パンツの素材感とは対照的ですね。
そうなんです。パンツはちょっとふわふわした感じの生地だったので、この真逆の質感のものを上手に合わせられたら面白いかなと思って。素材のギャップを楽しんでみました。
そこにサスペンダーを合わせたのが非常に印象的でした。
はい。可愛いサスペンダーを見つけて、何色が合うかなと悩んだんですが、シャツとパンツがどちらも茶色だったので、このブラウンのサスペンダーを選んでみました。サスペンダーは持っていないんですけど、今回挑戦してみて、すごく好きになりました。

Style 3 | エレガンス:主役のサスペンダーで気品のあるスタイルを
3つ目は「エレガンス」をテーマにしたコーデを組んでもらいました。お気に入りとなったサスペンダーが再び登場しましたね。
この青いサスペンダーがすごく可愛くて、「これを使いたい」という気持ちからコーディネートを組み始めました。もともと寒色系のアイテムが好きなんです。
青を主役にするために、他のアイテムは白を基調にしたのでしょうか。
はい、青には白がいいかなって。このシャツのボタンがすごく好きで選びました。同じ白でも素材感の違うものを合わせることで、ギャップが生まれて面白いかなと。あとは上下が同系色でもシャツに柄が入っていることで、いいアクセントになるかと思いました。

ファッションのポイントとして合わせたメガネも、とても似合っていました。
普段はそんなにかけないんですけど、フレームのブラウンとサスペンダーのブルーの相性がいいかなと。テーマがエレガンスなので、全体的に品や知性を演出できるようまとめられてよかったです。ファッションは「日常の彩り」。唯一無二のスタイルを見つけるまで
3つのコーディネートを組む様子を拝見して、本当に服がお好きなんだなと伝わってきました。
はい、楽しいです。服の組み合わせには無限の可能性がありますから。五百城さんが感じる、古着ならではの面白さはどんなところにありますか?
やっぱり、唯一無二のスタイルを作れることですね。私はデザインにひと癖ある服が好きなので、古着を通して自分らしさを表現できるかなと思っています。
「自分らしさ」を表現できるようになったのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
以前は「自分の色をどこまで出していいんだろう」と思うときが結構あって……。「モノトーンの服しか着ちゃダメなのかな」などと自分で自分を縛っていた時期もありました。そういった葛藤があったのですね。
でも最近は、そのどれもが個性だって思うようになったんです。古着も好きですけど、キレイめな服も好きですし、今はジャンルを問わずいろいろな服を着ます。私にとってファッションは日常の彩りなので、もっと自分らしく楽しんじゃおう、という気持ちが強いです。
もし五百城さんがスタイリストになったとして、乃木坂46のメンバーをスタイリングするなら、誰を、どんな風に手がけてみたいですか?
うーん、みんな様になりそうですけど、芸術的におしゃれに決めてくれそうなのは池田瑛紗かな。逆に、古着のイメージがあまりない川﨑桜に、ガーリーだけど少しクールに、甘辛MIXみたいな感じのスタイルを組んでみるのも面白そうですね。最後に、ご自身がこれから挑戦してみたいスタイルはありますか?
今日挑戦したマニッシュスタイルのような、ちょっとかっこいい系のファッションは今まであまりしてこなかったので、すごく新鮮で好きだなと思いました。サスペンダーにもすっかりはまりましたし(笑)。
PROFILE

五百城 茉央(いおき まお)
2022年2月に開催された乃木坂46オーディションに応募総数8万7852人の中から合格し5期生としてグループに加入。兵庫県出身。透明感のある佇まいと、芯の強さを感じさせる表現力で注目を集める。 2025年1月21日に1st写真集『未来の作り方』(小学館)を発売。NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」に隔週(偶数週)での出演や、江崎グリコ「カフェオーレの日」応援サポーターなど、グループ活動に加えて多方面で活躍の幅を広げている。

取材協力
The Sun Goes Down
東京都世田谷区北沢2-32-7 1F-B TEL:03-6804-7545 営業時間:13:00〜21:00 https://thesungoesdown.jp/
Photo by Akinori Kawanishi
Text by Yasuyuki Ushijima










