予防医学を基盤としたエイジングケア商品を数多く生み出してきたアンファーが開発した美顔器には、どのような機能やこだわりが込められているのだろう。斬新な発想でメンズ美容の新境地を切り開く同社を取材した。
PROFILE|プロフィール
長内 尚(おさない ひさし)
アンファー株式会社 取締役兼DISMブランド責任者
早稲田大学大学院 先進理工学部を卒業後、大手化粧品メーカーに入社し美容分野の経験を積む。2015年、アンファー株式会社に入社。現在は「ディズム」「オムテック」など、メンズブランドの責任者として、男性特有の肌悩みや健康課題の解決に日々取り組んでいる
日本ではまだ数少ない「メンズ用の美容デバイス」
メンズ美容への関心が高まり、近年男性用のスキンケアやメイク製品が続々登場している。そんななか「美容分野のデバイス」、特に顔に使うものはというとシェーバーが中心で、「男性専用の美顔器」はあまり存在しないのが現状だ。 「美顔器自体は男性にも認知があり、美容意識の高い方は興味もお持ちです。ただし、現状はあくまで女性が使うものという認識ですね。自身で手に取るまではいかず、『自分ごと』にしている人は少ない印象です」
アンファーが各世代の男性に調査した結果、20代は比較的美顔器に対しても抵抗がないという。しかし、30代以上は、そもそも美顔器 以前の話として、日々のスキンケアすらも「なんとなく」行っている人がほとんどな状況だ。