無印良品の
スキンケアシリーズは、年間累計2,500万個を販売する人気の商品だ。現在は、「敏感肌用」、「エイジングケア」、「クリアケア」、「薬用ブライトニング」の4つのシリーズを展開しており、中でも「敏感肌用シリーズ」は特に厚い支持を集めている。
20年以上愛され続けている「敏感肌用シリーズ」だが、2023年秋にリニューアルされた。パッケージも大きく変わり、丸みのあるボトルとシンプルなラベルが採用されている。
今回は、無印良品の「ヘルス&ビューティー」カテゴリーを担当する鳥川行雄さんに、スキンケアシリーズの人気の理由とリニューアルに至った背景について伺った。
PROFILE|プロフィール
鳥川 行雄(とりかわ ゆきお)
株式会社良品計画
生活雑貨部 H&B担当 カテゴリーマネージャー
人気の理由は、機能性と手に取りやすい価格
無印良品でスキンケア用品の販売がスタートしたのは1997年。化粧水をはじめとしたベーシックなスキンケアシリーズで、シンプルな商品ラインナップだったそうだ。「敏感肌用シリーズ」が生まれたのは、2000年のこと。そこから、さまざまなシリーズが展開されていった。
「シリーズ化が進んだ背景には、生活者の皆さんの肌の悩みの変化があります。昨今、その悩みは多様化しているので、“それらに一つひとつ応えよう”と考えると『敏感肌用シリーズ』に加えて、『エイジングケア』や、肌荒れ・ニキビが気になる方への『クリアケア』、肌を明るくする効果が期待できる『薬用ブライトニング』などを展開する必要がありました」