コロナ禍で在宅が増えたことにより「おうち美容」市場が活性化、高価格帯でも効果実感があればヒット商品になるなど、美容家電の勢いはとどまることを知らない。
そこで美顔器の最新事情や、バイタリフト RF EXに搭載されたテクノロジーを、パナソニックビューティの商品企画を担当する森田祐輔さんに聞いた。
PROFILE|プロフィール
森田 祐輔(もりた ゆうすけ)
パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部 フェイス・ボディケア商品企画課
化粧品にはできない領域へと美顔器は進化
今回新たな美顔器を発売されましたが、パナソニックはいつ頃から美顔器を手がけるようになったのでしょうか?
パナソニックの創業者が松下幸之助ということはご存知だと思いますが、創業者が手掛けた商品は女性目線のものも多数あり、「ママチャリ」の原型は当社が開発したもので、当時の花嫁道具にもなっていたほどです。美容行動に着目した最初の家電を発売したのは1962年。美容家電と言っても、女性がファンデーションをはたく動作を自動化したようなもので、今日のような美顔器とは少し異なるものでした。
その後、1970年には現在も販売されているフェイシャルスチーマーの初代機が発売されます。そこからさまざまな開発を経て、2008年にパナソニックビューティというブランドが誕生 しました。