全国に2,872店舗(2024年9月現在)のドラッグストアを展開する、
ウエルシア薬局。「今日という日の、からだとくらし。その両方を支えることで、あなたの人生を支えたい」というメッセージを掲げ、オリジナルブランド・
からだWelciaとくらしWelciaを展開している。
今回は、からだWelciaから発売された『
ほぼ植物の原液美容液シリーズ』に注目。市場でも人気のカテゴリーである原液美容液を、ほぼ植物で実現した背景、開発に3年を要したこだわりについて聞いた。
顧客ニーズにクリーンビューティで応える 悩み抜いた3年もの開発期間
「成分買い」「機能重視」需要に応えた『ほぼ植物の原液美容液シリーズ』全6種について、これらの6つの成分を選んだ背景をお聞かせください。
『ほぼ植物の原液美容液シリー ズ』は、まずはお客様がどのような肌悩みを抱えているか、その悩みにどのように応えられるかが出発地点でした。「美容液はなりたい肌になるためのものであってほしい」という思いのもと、お客様のお悩みにしっかり寄り添えるものを作ること、さらにそれに対してブランドコンセプトであるクリーンビューティで応えられないかにこだわり抜きました。
カカドゥプラム、バクチオール、発酵ハトムギ、ライムパール、ライ麦プラセンタ、フラーレンの6つの成分は、お客様のお悩みに対応できるものとして、世界中の成分をリサーチして選んでおります。
お肌の悩みで多く挙げられるのは一般的には、毛穴・シワ・肌荒れ・角質ケア・エイジングケアなどだと思いますが、ウエルシアのホームページに集まる声からも、幅広い年齢層でこれらの悩みを抱えている人が多いことがわかっています。
お客様の悩みに対して、植物由来成分で応えた理由は何ですか?
からだWelciaのビューティケアのコンセプトは、クリーンビューティです。安心安全な成分、地球環境への配慮、クルエルティフリーの3つを大切にして商品を開発しています。お客様からクリーンビューティを求める声があるのも事実です。しかし残念ながら、日本ではクリーンビューティの定義が曖昧です。ウエルシアはお客様の悩みに寄り添いながら、誠実にクリーンビューティに向き合っていきたいと考えています。『ほぼ植物の原液美容液シリーズ』も、お客様の悩みに基づいてクリーンビューティを提案した形のひとつです。
ほぼ植物由来で原液美容液を作るにあたって、開発中の苦悩や処方の難しさはありましたか?
植物由来成分の原液そのままだと、べたつきが気になったり香りが独特だったりします。クリーンビューティを提案するにあたり、テクスチャーや香りなどの調整成分も植物由来にこだわりました。とくにバクチオールはテクスチャーが重すぎたので調整したり、香りを精油でマスキングしたりしましたが、使いやすさと肌への刺激、肌悩みへのアプローチを考慮した配合バランスを考えるのが難しかったです。
植物由来の化粧品は肌にやさしいイメージをもたれますが、植物ならではのパワーがあるとともに、一般的な化粧品と同様に皮膚トラブルについて気になる方もいらっしゃると思います。お客様の不安を取り除くべく、敏感肌のパッチテスト、アレルギーテストも実施しました。
当初は開発期間として1年を見込んでいましたが、質を追求して開発に臨んだ結果、3年経ってしまいました!
時間は要しましたが、お客様の健康的な暮らしに長年寄り添ってきたウエルシアの知見があったからこそ、お客様の悩みに対応する成分を世界中か ら探すことができたと思います。