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2020.01.08

【対談】HATRA 長見佳祐×デジタル・ヒューマン研究者 斉藤隼介、Vol.1「バーチャル技術が導く、ファッションデザインの構造変化」

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※音声読み上げ機能はAI生成のため、
読み間違いが発生する場合があります。
ファッションテックはどんな未来を導くのか。今あるサービスやプロダクトの、もう一歩先を考えるためには何が必要なのか。そのヒントを探すため、最新のテクノロジーでファッションのアップデートに挑む、実践者や研究者を紹介する新企画。分野や立場を超えたコラボレーションから、彼ら彼女らの思想を対談形式で掘り下げる。
今回はその第1弾として、アパレル向け3DCADツールCLOの活用、さらには普及支援で注目を集めるファッションブランドHATRAのデザイナーである長見佳祐氏、デジタル・ヒューマン研究者の斉藤隼介氏を迎え、バーチャル技術とファッションの交錯点、その可能性について語ってもらった。
PROFILE|プロフィール
長見 佳祐(Keisuke Nagami)/ HATRAデザイナー

1987年 広島生。2006年 渡仏、クチュール技術 / 立体裁断を学ぶ。2010年 HATRAを設立。「部屋」のような居心地を外に持ち出せる、ポータブルな空間としての衣服を提案する。現在では3Dクロスシミュレーションソフト「CLO」の応用を通し、新しい身体表現の在り方を模索している。
主な出展に「Future Beauty -日本ファッションの未来性-」「JAPANORAMA」など。2018年度 JFLF AWARD受賞、2019年度 Tokyo新人ファッションデザイナー大賞選出。

PROFILE|プロフィール
斉藤 隼介 / デジタル・ヒューマン研究者

2013年早稲田大学応用物理学科卒業、2014年早稲田大学応用物理学専攻修士早期修了、2014年ペンシルバニア大学にて客員研究員として人体モデルリングの研究に従事、2015年より南カリフォルニア大学コンピュータサイエンス学科にて博士課程に在籍し、デジタル・ヒューマンのコモディティ化に関する研究に従事。またAdobe Research, Facebook Reality Labs, FAIRなどの企業研究所でのインターンを行い、AR/VRやAIの複合領域において横断的に研究を進めている。

(聞き手)
藤嶋 陽子 / ZOZO研究所 リサーチサイエンティスト(ファッション研究)

ファッションデザインの民主化とファッションデザイナー

今回対談する2人は2019年夏、斉藤氏がZOZO研究所と共同研究時に、バーチャル技術の進展とファッションの関係性についてディスカッションを行なっている。この日のトークは、新しいツールの登場が導くファッションデザインの変化、その意味から議論が始まった。
斉藤ZOZO研究所との共同研究中、スケッチの画像から服の型紙と、3Dのフィッティングをコントロールする技術の開発をしていました。2Dの画面を操作することで服の形状を操作したり、新しいテキスタイルを生成するシステムの開発です。実用化にはまだ検討の余地がありますが、要素技術としては完成し、論文化の準備をしています。

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