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2023.06.28

教師からデザイナーへ転身 !人気のパンツ専業ブランド「NEAT(ニート)」 西野大士を動かし続ける源とは

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2015年の秋冬に誕生したパンツ専業ブランド「NEAT(ニート)」。そのクラシックかつドレッシーなパンツは瞬く間に人気となった。そんな「NEAT」はどのようにして誕生したのだろうか。今回はデザイナーの西野大士さんに教師時代からファッション業界への転身、PR業、そしてブランド設立までのお話を伺い、西野さんのファッション感、そして「NEAT」が見つめる未来についても語ってもらった。

ファッションへの想いが燻る淡路島の小学校教師時代

国内外のさまざまな旬のブランドを取り扱うアタッシュドプレス「NISHINOYA(にしのや)」でPRディレクターを務めながら、人気ブランド「NEAT」を牽引する。そんなファッション畑を進んできたエリートのように思える西野さんだが、その経歴は異色だ。
元小学校教師という意外な経歴を持つ西野さん。自らが立ち上げたブランド「NEAT」を含め、その一挙手一投足はファッション業界から注目されている
元小学校教師という意外な経歴を持つ西野さん。自らが立ち上げたブランド「NEAT」を含め、その一挙手一投足はファッション業界から注目されている
実は大学を卒業してから地元の淡路島で就いた職業は、小学校教師。当時について西野さんはこう語る。
 
「もともと、学校の先生になりたくて香川の大学に通い、教員免許を取って淡路島に戻ってから、2年間は小学校の教師として働いていました。大学時代は真面目だったので、取れる資格は沢山を取っておこうと思って、4年間でかなりの単位を履修していました」
 
そんな西野さんだが、安定した教職からなぜファッション業界へと足を踏み入れたのか。西野さんは続ける。
 
「小学校の先生って基本的に毎日ジャージ。高校時代からファッションが好きで、大学時代は古着屋でアルバイトをしていたほど。教師時代は実家から通っていたので金銭的にも余裕があり、給料が入ると服ばかり買っていました。土日しか好きな服が着られないので、毎日好きな服を着るために、ファッションの仕事がしたいと思うようになったんです」
 
そこからは昼間は小学校教師、夜はファッションの専門学校へ通う日々を過ごした西野さん。公務員という一見安定した職業からの転職は周囲からも反発があったそう。
 
「まずは両親から反対されました。母は泣いていましたね(笑)。最初はブルックス ブラザーズの販売員(契約社員)だったので、なぜ正社員じゃないんだと思われたのでしょう。だから母には“いずれは東京に行きたい。3年間やってダメなら地元に戻って教師をやる”と説得をして、まずは大阪のブルックス ブラザーズ梅田店で修業を積むことになります」
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