空前のアウトドアブームを迎える昨今、シーンに必要不可欠なブランドとして君臨する「
ザ・ノース・フェイス」。そんな絶対王者の次なる挑戦は、妊娠出産など子育てをサポートするマタニティラインを立ち上げたことだった。そして、この秋冬からは男性をメインターゲットにした「
Maternity+(マタニティプラス)」もスタート。その挑戦の裏にある思いを、マタニティライン企画担当の矢野真知子さんにお話を伺った。
ブランドが培ってきた機能性で妊婦の負担を軽減
“マタニティウェア”といえば“妊娠中の女性向けウェア”というイメージが強い。しかし「ザ・ノース・フェイス(以下、TNF)」から、男性も積極的に育児に参加すべきというコンセプトを打ち出したコレクションが登場した。それが、男性をメインターゲットにした同ブランドの「Maternity+(マタニティプラス)」だ。
「ブランドが培ってきた機能性により、妊婦さんの負担軽減ができるのではというアイディアは以前からあり、2019年秋冬にグローバルと連動した女性キャンペーン(女性強化施策)を実施することが決まったタイミングで、“マタニティをやるのは今ではないか”という意見があがり、同年、 マタニティラインを立ち上げました。