ガーミンは、2003年に同社初のウェアラブルデバイスであるランニングウォッチ『フォアランナー 201』をリリース。以来、20年以上にわたりランニングウォッチ界をリードし、多くのランナーに選ばれ続けている。
ウェアラブルデバイスの選択肢が広がった現在でも、なぜランナーは『
フォアランナー』シリーズを選ぶのか。
ガーミンジャパンの川口明夫さんと谷口朋子さんに話を聞いた。
2003年に登場した「フォアランナー 201」ガーミンウォッチが日本に初上陸を果たしたのは、本国より1年遅れの2004年のことだった(当時は『フォアアスリート』として発売)。
「2004年頃はウェアラブルデバイスというものがほとんどない時代でした。弊社のブランドアンバサダーを務めているプロランナーの川内優輝選手は、それまで距離と時間から大体のペースを計算していたので、ガーミンは画期的だったとおっしゃっていました」(川口さん)
ガーミンジャパンのブランドアンバサダーを務める川内選手それからのテクノロジーの進化により、時計ひとつでさまざまなモニタリングが可能になったが、ランニングウォッチにおける最重要ポイントといえば、やはりGPSだろう。
「一昨年から導入されたマルチGNSSマルチバンドは、これまで2つの衛星から受信していたGPS信号を、4つ以上の衛星から一気に取得できるというものです。