2009年から商品の販売を開始し、2011年に「ホットコット」のブランドを冠した。シリーズ累計1,600万枚という圧倒的な人気の秘密は、綿混による柔らかな風合いと暖かさにある。そこで、同社事業本部の檜山のぞみさんと東勇紀さんに「ホットコット」の開発秘話とラインナップの特徴を聞いてきた。
PROFILE|プロフィール

檜山 のぞみ(ひやま のぞみ)
株式会社千趣会 ベルメゾン事業本部 ウィズファミリー&IPビジネスユニット ブランド戦略1チーム入社1年目からインナーの企画・開発を担当。「お客様第一主義」を貫き、一人ひとりのお客様の最高の笑顔を叶えたいという気持ちで携わっている。現在はサラリスト・ホットコットを中心とした主力インナーブランドのMDとして、商品企画から販売までのディレクションを担当。
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東 勇紀(ひがし ゆうき)
株式会社千趣会 ベルメゾン事業本部 ウィズファミリー&IPビジネスユニット 調達2チームサラリスト・ホットコットの開発バイヤーを担当。前職で培った素材や機能試験についての知見を生かして、機能性観点での素材開発や商品開発に力を入れる。
インナー市場への静かなる挑戦
千趣会が展開するベルメゾンが、吸湿発熱インナーを開発したのは2009年のこと。それ以前に他社からは、アクリルとレーヨンといった化学繊維の組み合わせによる吸湿発熱性能を持つインナーが登場し、市場を席巻していた。その後を追いかけるように、各社と同様に千趣会も商品開発に力を注いでいく。「私たちの会員様の多くは女性です。女性の肌を考えたとき、綿で勝負していくと決めました。取り扱う商品もカジュアルでナチュラルなものを得意としてきたので、綿との親和性が高かったというのもあります」(檜山)