以前、
無印良品の夏場のヒット商品として「
さらっと綿インナー」を紹介した。そのときに明らかになったのは、圧倒的な「綿」への信頼だった。そして今季は、冬場のアイテムである「
あったか綿インナー」がアップデートし、「今年は綿100%のやわらかな肌あたり」というフレーズが掲げられた。
「綿100%」。これこそ、同社の理念を反映し、生活者がもっとも期待しているものではないだろうか。そこで同社衣服・雑貨部の高垣伊織さんと産地開発部の小山田亮さんに、あらためて「綿」の力についてお話を伺い、「あったか綿インナー」の魅力について語っていただいた。
高垣2011年から発熱インナーの販売をスタートさせました。当時は5品番ほどありましたが、無印良品の季節インナーを代表するようなアイテムにまで成長させることができませんでした。そこで、2022年に秋冬向けインナーの看板商品として「あったか綿シリーズ」を販売し、綿の素晴らしさを伝えていく方向に転換しました。
無印良品の衣料品では綿や麻などの天然素材を使用したアイテムも多く、天然素材は弊社の強みであるとも言えます。お客様からの支持も高く、肌着の基本素材である綿の特徴を最大限に生かしていこうと開発を進めてきました。