火の粉がかかっても穴が開きにくい──キャンプでの焚き火で真価を発揮してきた
NANGA(ナンガ)の難燃アウターが、この秋、3WAY構造へと進化を遂げた。
火まわりでの安心感と、日常で求められる軽さ・快適性を兼ねそなえたこの一着の真価を、株式会社ナンガ 販売部販売計画課・米澤 創さんとともに探っていく。
PROFILE|プロフィール
米澤 創(よねざわ そう)
1990年滋賀県生まれ。2013年、株式会社ナンガに新卒で入社。2018年より広報を担当し、2023年には販売部販売計画課の広報リーダーに就任した。製品テストを兼ねたキャンプが趣味。
難燃性と快適性を両立した独自の機能素材・ヒノック
このダウンジャケットの実力を理解するには、まず素材であるヒノックを知る必要がある。「ナンガが独自に開発したアラミド繊維とポリエステルの混紡素材です。火の粉に対して燃えにくい難燃性を持ち、焚き火時に起こりやすい穴開きリスクを抑えることができます。一般的にアラミド繊維は硬さが出やすいのですが、ヒノックは織りの工夫によってゴワつきを抑え、コットンライクな柔らかい風合いに仕上げているのも特長です」