ビジネスファッションのカジュアル化が進んだとはいえ、夏場でもスーツを着なくてはならないケースは今も少なくない。アパレル各社は、最新素材を用いた夏向けのスーツを毎シーズンのように提案している。
高機能のワークウエアを得意とするワークマンが、「夏でも快適に着用可能なスーツ」として2025年春夏に満を持して新発売するのが、「カルキュロ使用 サマースーツジャケット・パンツ」だ。一体、どういった点が「夏でも快適」と言えるのか。「カルキュロ使用 サマースーツジャケット・パンツ」の開発を担当した、株式会社ワークマン製品開発第1部チーフバイヤーの川田真之輔さんに、ワークマン公式アンバサダーである山田耕史が、話を伺った。 (※当記事では便宜上「スーツ」と表現していますが、今回ピックアップしたワークマンの各製品は、ジャケットとパンツは別売りで、セットアップとして着用できるようになっています)
山田耕史(以下、山田)ワークマンで初めてスーツが発売されたのは2021年。僕との共同開発製品である「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット・2WAYワークスーツパンツ」です。ちょうどワークマンの注目度が急速に拡大していた頃の登場だったので、メディアにも数多く取り上げられました。