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あのコラボが再び! ソロ活動30周年と還暦を迎えた奥田民生×「G-SHOCK」第5弾誕生秘話

2025.05.12
ソロ活動30周年を迎え、ライフスタイル本を刊行したり、記念のライブ活動も精力的に行う奥田民生さん。今回、その30周年と還暦を記念してあの蜜月関係のコラボが再始動した。第5弾となる「奥田民生×G-SHOCK」はどのモデルをベースにして、どんなデザインを組み込んだのだろうか。今回は奥田民生さんご本人に開発秘話などを伺った。

実はベースカラーは赤になるはずだった!?

ソロ活動30周年を迎えた奥田民生さん。本日5月12日に、60歳の還暦を迎えた。それを記念して発売されるのが今回の「G-SHOCK」とのコラボモデルなのだ。そんな民生さんはこれまでも節目節目で「G-SHOCK」とコラボしているが、協業するようになったきっかけを伺ってみるとこう答えてくれた。
奥田民生60歳の還暦モデルとなるコラボG-SHOCKはGW-5610(電波ソーラー)がベースになっている。本体が封入される缶とボックスは還暦を表す「60」のナンバリングと赤が基調。¥35,000(税込)(https://www.rocket-exp.com/s/R/item/detail/2088382142)
「きっかけは覚えていないですね(笑)。ただ、『G-SHOCK』はもともと好きだし、実際に使っていたので、何の気なしに選んだのかもしれないですね。最初はDW-6600をベースにしたものでしたが、次はDW002-1で、それ以降はGW-5600がベースになっていて、今回の記念モデルはGW-M5610(電波ソーラーベース)を元に作っています」
 
民生さんは今回のコラボモデルや最近の活動についてざっくばらんに話してくれた
「カシオ」とは幾度となくコラボしているが、どんな話し合いを経てコラボモデルが出来上がるのだろうか。それについても民生さんはこう続ける。
 
「まずはベースの型を決めて、それから色を決めたり、細部のディテールを詰めていく……といった感じです。昔のモデルはバックライトで文字が入れられたけど、それがなくなってしまったのは残念でしたね。
 
取材時も今回のコラボモデルである「G-SHOCK」を着用していた
ベースになる色も最初は還暦なので赤がいいのかな、なんて思いましたけど、もうおじさんだし派手じゃなくていいのかなと。だから普通にしました。特に還暦っぽいところはないですけど、本体が入る缶とボックスは赤にしています」
 
確かに還暦といえば赤をイメージするが、チャレンジングすぎるきらいがあるのでベースカラーには落ち着いたグレーを選んだというわけだ。

遊び心が詰まった画期的なデザイン

ベースのカラーはシックなグレーが基調となったが、そのほかにも民生さんのこだわりが詰まっているのが今回のコラボ。そんなこだわりのデザインを聞くと、民生さんはこう答えてくれた。
 
「今までのモデルはオレンジだったり、紫だったりを差し色として使っていましたが、今回は文字盤部分の周りを緑のラインにしました。緑は自分の好きな色だし、今までにないものを作りたかったので選んでいます。
文字盤の周りはグリーンのラインで囲まれた配色。また通常“CASIO”と入る部分には“TAMIO”と入っている。ケースバックにも“60”と刻印されているのもコラボならでは
正直、コラボもここまで回数を重ねると“あれもやったな~、これもやったな~”となるので、やってないことを探してやる! という部分も大きいですかね(笑)。ただ、緑のラインはグレーにマッチしていい感じに仕上がりました」
 
ベースやラインのカラーチョイスだけでなく、今回のコラボモデルは他にもこだわりが詰まっている。民生さんはこう続ける。
 
「前回もやったのですが、通常、文字盤で“CASIO”と入る部分を“TAMIO”にしているのもポイントですね。あとは“SHOCK RESIST”と入る部分を“GEKITOTSU RESIST”にしたのもすごいですよね。こんな遊び心、カシオは許してくれるのかと。ただ、機能の意味合いは間違ってないので、これはありです(笑)」
文字盤左下の“SHOCK RESIST”の部分も“GEKITOTSU RESIST”に変更されている。またベルトループ部分には民生さんの“OT”マークも刻まれる
そんな民生さんになぜ「G-SHOCK」とコラボするのかを聞いてみたらこう答えてくれた。
 
「『G-SHOCK』は自分が若い頃から値段が高い安いではなく、使い勝手が良くて使い続けているもの。高いものを身に着ける喜びとかそういうものではなく、純粋に欲しているもの。機能は抜群に優れているし、常に使うために手にしているものなので、他のモノには代えられないですよね。今回の出来栄えも100点満点です!」

ソロ30周年と還暦を迎える今が一番忙しい!

今年はソロ活動30周年とともに、今年は還暦も迎えた奥田民生さん。還暦になったことで仕事観などの変化はあったのだろうか。
 
「今のところ仕事の仕方は変わらないので、変わるとしたらこの後ですね。“もうダメだ、休ませてくれ”となるかもしれないので(笑)。人間、還暦ぐらいではダメにならないんだなと実感しています。昔は60歳といえばおじいさんだったかもしれないですけど、今は違いますよね。
還暦を迎えた人生観についてもいろいろと語ってくれた
正直、これからは仕事を選んでも怒られないかな。特にやり残したこともないし、このまま終わっていけばいいかなと思います。むしろ、還暦を迎えた今が一番忙しい。周りを見たらなんとなくわかっていたことだけど(笑)」
 
民生さんといえば、初のライフスタイル本『59-60』も出版した。そのことに関してもこう続けてくれた。
 
「ありがたいことに“買いましたよ”という話は聞きますね。浜ちゃん(FLYING KIDS浜崎貴司)も買ってくれたみたいだし。この後、俺と仕事する人はこの本を買わなきゃいけないと思っているみたいですけど、そんなことはないですよ(笑)」
ダイヤモンド社から刊行された初のライフスタイル本『59-60』
今回のライフスタイル本『59-60』では素の民生さんが自分のライフスタイルに関して思ったことを書いている。“俺はこうしている”といった押しつけがましくない語り口が読む人の心を掴んでいるのだ。
 
またソロ30周年+還暦企画として同郷のシンガー吉川晃司さんとのユニット『Ooochie Koochie(オーチーコーチー)』の活動もスタートしている。そこに関しても民生さんはこう続ける。
2025年に還暦を迎えた奥田民生と吉川晃司によるスペシャルユニット。2人の地元である広島への恩返しを込めて結成された。ユニット名の由来は「おちこち」という言葉で、“遠いところと近いところ”、“あちらこちら”や“将来と現在”、“昔と今”といった意味がある
「このユニットに関しては記念みたいなもの。思い出づくりの一環です。吉川とは普段、あまり接点がないし、同郷広島の知り合いだっていうことと、彼も今年還暦ということで一緒にやることになりました。彼とは仕事の取り組み方など違って新鮮で、いろいろ刺激にはなりますよ」
 
去年から引き続き、ライブツアーにライフスタイル本出版と、今年もかなり精力的な活動を続けている奥田民生さん。最後に今後の活動に関して聞いてみるとこう答えてくれた。
 
「ソロ30周年は自分にとってあまり区切りではないんです。歳が60となると区切りかもしれませんが。ただ、そういった区切りが動くためのモチベーションになっているのは間違いない。ただ周年じゃなくても、ちゃんと仕事はしてますから安心してください(笑)」

PROFILE

奥田 民生(おくだ たみお)

1965年5月12日生まれ。広島市東区出身。1987年、ロックバンド「UNICORN」のギター兼ボーカリストとしてデビュー。「大迷惑」「働く男」「すばらしい日々」など、数々のヒット曲を世に送り出す。また1994年からはソロ活動を開始。代表曲に、「愛のために」「イージュー★ライダー」「さすらい」などが代表曲である。またソロ活動の傍ら「PUFFY」のプロデュースや、ユニット「井上陽水奥田民生」をはじめとしたさまざまなミュージシャンとのコラボも展開。また2025年には同郷のミュージシャン吉川晃司とのスペシャルユニット「Ooochie Koochie」も結成し、7月からは全国7ヶ所8公演となる全国ツアーも開催が決定している。

Photo by Akinori Kawanishi
Text by Yasuyuki Ushijima

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