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2024.07.11

持ち手が消えた! パナソニック「ラムダッシュ パームイン」が挑む電動シェーバーのデザイン革命

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家電量販店や通販サイトで、電動シェーバーを見比べてみる。値段に応じて刃の仕組みやスペックに違いはあるものの、ヘッドと持ち手からなる基本的な構造は似たり寄ったりだ。
そんな中、パナソニックが昨年の9月に発売した「ラムダッシュ パームイン」は、従来の電動シェーバーとかけ離れた衝撃的なものだった。なんと、あるはずの“持ち手”がないのだ。
電動シェーバーの世界に“デザイン革命”をもたらした「ラムダッシュ パームイン」。その誕生秘話を開発チームのメンバーにうかがった。
PROFILE|プロフィール
北村 友資(きたむら ゆうすけ)
北村 友資(きたむら ゆうすけ)

パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部
パーソナルブランドマネジメント部 メンズグルーミング商品企画課 主務

PROFILE|プロフィール
田中 亨(たなか とおる)
田中 亨(たなか とおる)

パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部
パーソナルブランドマネジメント部 パーソナル国内マーケティング課

電動シェーバー界をリードする「ラムダッシュ」の実力

そもそもパナソニックのラムダッシュとはどんなシリーズですか?
北村パナソニックの電動シェーバーの歴史は古く、ファーストモデルの発売は1955年にまで遡ります。2002年にデビューした「ラムダッシュ シリーズ」は、パナソニックが約半世紀にわたって蓄積してきた技術とノウハウを駆使した高級グレードのシリーズです。
ネーミングの由来は、「Λ’(ラムダ+ダッシュ)」から。「Λ」はギリシャ語で「刃」を、ダッシュは「鋭さ、先進性」を意味します。
2002年に発売された初代のラムダッシュ シリーズ
2002年に発売された初代のラムダッシュ シリーズ
ラムダッシュの特長を教えてください。
北村ラムダッシュの強みは、シェーバーの本質価値である刃とモーターにあります。
ラムダッシュシリーズの全機種に、焼き、鍛え、研ぎ澄ますといった日本刀と同様の製法で造りあげた、強く鋭い「30°鋭角内刃」を搭載しています。
電動シェーバーは、内刃と外刃でヒゲをはさんでカットする仕組みになっています。外刃で肌を守りながらヒゲを絞り出し、30°というナノレベルまで研ぎ澄ました内刃で、硬く太いヒゲも根元からスパッとカットするので、肌を傷めずに深剃りを実現することができます。
心臓部となるモーターは、ラムダッシュ史上最速[1]のリニアモーター駆動を実現しています。毎分約14,000のストローク数で、一度とらえたヒゲを逃さずカットし、シェービング時間も短縮できます。
ラムダッシュはシェーバーの本質価値である刃とモーターにこだわり開発を続け、電動シェーバーの市場をリードしてきました。

電動シェーバー市場に新風を吹き込む

左がラムダッシュ パームイン、右が従来のラムダッシュ
左がラムダッシュ パームイン、右が従来のラムダッシュ
では、ラムダッシュ パームインが誕生した経緯を教えてください。
田中当社のシェーバー購入者を対象としたアンケート結果では、満足度約95%と多くの方に満足いただいています。
また、シェーバーという商品が探究心を掻き立てられるカテゴリーではないといった特性もあり、一度手にしたメーカーを使い続ける方が多い傾向があります。私達もヒゲを剃る(深剃りと肌へのやさしさ)いう本質機能に特化し、その不満点を改善し、さらなる剃り性能を追求していくといった開発姿勢がベースでした。
北村パナソニックは、常にユーザーに良いものを届けたいという想いで開発をしています。次なる商品を企画するにあたり、社内で意見交換を重ねた結果、ひとつの結論に辿り着きました。現代の電動シェーバーには“ワクワク感”が足りない、と。
そもそもヒゲ剃りという行為自体を、単なる習慣や義務と捉えているお客様が少なくありません。そのため、電動シェーバーを選ぶ際も、失敗したくないから、と今までと同じようなものを買うわけです。
そこで私たちが、毎日のヒゲ剃りが楽しみになるような電動シェーバーを生み出したい、と思ったんです。
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