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アメ横から蔵前へ、1979年創業の老舗雑貨店「ガラクタ貿易」の46年間変わらないアメリカ雑貨へのこだわり
レトロなアメリカン雑貨が揃う、老舗雑貨店「ガラクタ貿易」。昨年アメ横から蔵前に移転し1年になる。創業から46年の歴史と近年のお店のことなど、有限会社サニー 商品部 部長の池田ひとしさんにお話を伺った。
ガラクタ貿易1号店は御茶ノ水
「ガラクタ貿易1号店は、1979年に先々代が、御茶ノ水駅付近の駿河台下交差点あたりに開店しました。最初はアメリカで買い付けた洋服と雑貨を売るお店だったそうです。その後は、下北沢、目黒、新宿アルタ、神楽坂や横浜など、さまざまな街で多店舗展開をしていました。屋号はガラクタ貿易ではなく、それぞれ品揃えやコンセプトの異なる店づくりをしていたそうです。
またガラクタ貿易の屋号でも、フランチャイズのような形式で札幌や仙台にお店がありました。上野 アメ横のお店は1993年にオープンし、その頃には経営者も先代に変わり、そこから30年、アメ横で営業していました」



蔵前へ移転
“ガラクタ貿易といえばアメ横”というイメージがある人も多かったのではないだろうか、30年という長い年月がそう思わせたのだろう。ここからはアメ横でのお話や、現在の蔵前に移転した経緯を引き続き伺っていこう。「アメ横のお店はいまの4倍ぐらい広く、品揃えの幅も量も多かったです。新品からアンティークまで多彩な雑貨の他に、家具もおいていました。ウエアもいまよりボリュームがあり品揃えも豊富で、ものすごい繁盛店でした。
私もアメリカへ買い付けに行きながら、お店にも立っていましたし、とにかく忙しく過ごしていました。アメ横に移転してから30年が経ったタイミングで先代のオーナーが経営から退くことになり、いまの有限会社サニーが経営を引き継ぐことになりました。
今度は『のんびりしながら、楽しくできて、カッコイイお店がいいね』なんて話をしながら物件を探していて、この蔵前の物件を見つけました。蔵前なら昔から土地勘もあったのでここに決めたのですが、この物件と出合うまで半年ぐらいはかかったと思います」


46年間変わらないアメリカ雑貨へのこだわり
ここからは現在のガラクタ貿易の品揃えについて聞いていこう。昔から変わらないもの、昔からずっと人気のもの、品揃えに対するこだわりなどをお話しいただいた。「アメ横店と比べて店舗が小さくなった分おけるものが限られてしまうので、アメ横のテイストは継承しつつ、アンティークの家具や雑貨はおかなくなりました。
アメリカの匂いがする雑貨というのを基本に品揃えしています。あとは可愛いものというのがガラクタ貿易っぽさだと思うので、そういうところも気にして仕入れています。
何年も売れ続けているアイテムというと『GONESH(ガーネッシュ)』というアメリカのお香の『No.8(ナンバーエイト)』や、1950年代にアメリカで放送されたクレイアニメーション[1]の『Gumby(ガンビー)』のグッズは、気がついたら売れてしまっています。
あとは実用的なところで『ルームサイン プレート』が種類豊富にあるのですが、OfficeとかNo Smoking、Restroomなんかが人気です。
さらにはバケツも人気があります。アメカジを好む男性のお客さんはみんな、アメリカのバケツが好きなのかよく買っていってくれます。バケツとしての用途はもちろんですが、ガレージにおいたり、インテリアとしてゴミ箱に使ったり、いろいろな使い方で楽しんでいるようです」

写真向かって下:ルームサイン

「そのほかの品揃えでいうと、『Tuxton(タクストン)』をはじめとしたアメリカの食器や『BIG BOY BANK(ビッグ ボーイ バンク)』(※アメリカの老舗レストランのキャラクターの貯金箱)、環境に配慮したアメリカのアウトドアブランド『Cotopaxi(コトパクシ)』のバッグ類など、昔から変わらないものから、近年取り扱いを始めたものまでいろいろと取り扱っています」



ガラクタ貿易のオリジナルアイテム
アメ横時代からガラクタ貿易を知る人は、オリジナルアパレルのイメージもあるのではないだろうか。いくつかアイテムを見せていただこう。「オリジナルのアパレルはアメ横店のときと比べるとお店の広さ的な問題で種類は少ないですが、いまは『ベースボールTシャツ』や『フットボールTシャツ』が並んでいて、夏はいくつかプリントTシャツもリリースしていました。
雑貨のオリジナルでは『ステッカー』を何種類か作っています。キャップなんかも、これから少しずつ増やしていってもいいのかなと思っています」

写真奥:オリジナルのフットボールTシャツ


ガラクタ貿易に来るお客さんの年齢層はかなり幅広い、高校生もいれば、50's好きでリーゼントが似合う60代のお客さんまでいるという。
アメリカのカルチャーが好きで、遠方から蔵前まで来てくれるお客さんも多く、「そういうお客さんのためにも46年間の歴史ある“アメリカ雑貨”のテイストは守りつつ、新しいこともいろいろとやっていきたい」と池田さんは話してくれた。
蔵前に行った際には、ぜひお店に足を運んでみてはいかがだろうか。
ガラクタ貿易
東京都台東区蔵前3丁目18-4
営業時間:13:00 - 19:00
定休日:水曜
[1]粘土などの素材で作った人形をストップモーションで撮影して、パラパラ漫画のように作るアニメーション
PROFILE

池田 ひとし
有限会社サニー 商品部 部長
高校在学中にガラクタ貿易でアルバイトを始め、卒業後、アパレルメーカーに就職するが、翌年には退職しガラクタ貿易へ就職。以後37年以上在籍し、仕入れから店頭営業まで、店長と二人三脚で運営している。












