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人気過熱の「Harley-Davidson(ハーレーダビッドソン)」Tシャツとその歴史を紐解く
ビンテージブームの波を受けて、バンドTシャツやアニメTシャツなど1980年代から1990年代のTシャツに人気が集まっている。そんななか、「Harley-Davidson(ハーレーダビッドソン)」のTシャツも“ハーレーT”と呼ばれ人気のアイテムとなっている。
歴史あるバイクメーカーとして世界中で知られているが、Harley-Davidsonはアパレルとしての歴史も長く、人気の定番的なグラフィックアイテムも毎年リリースされている。
今回はスタイリストで、Harley-Davidson Japan K.K.(ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社)のアートディレクターも担当する江崎 聡さんに、Harley-Davidsonのアパレルの歴史や人気のTシャツ事情についてお話を伺った。
100年以上続くHarley-Davidsonのアパレル
最初にブランドの歴史からお話を伺っていこう。ここで注目すべきは、バイクメーカーとして122年の歴史をもつHarley-Davidsonは早いうちからアパレルにも着手しており、ファッションとしての側面でもかなりの歴史があるというところだ。「Harley-Davidsonは1903年にアメリカ ウィスコンシン州で誕生します。創業者はウィリアム・S・ハーレー氏とアーサー・ダビッドソン氏で、2人の名前を合わせてHarley-Davidsonという名前になりました。
アーサー氏の兄弟、ウォルター・ダビッドソン氏とウィリアム・A・ダビッドソン氏も加わり、創業時は4人体制だったそうです」



「そしてHarley-Davidsonがアパレルを展開しはじめたのは創業から程ない1910年代で、アパレルだけでも100年以上の歴史があります。
1912年にはみなさんが目にしたことがあるHarley-Davidsonの代表的なロゴマーク『バー アンド シールド』が誕生します。さらに1920年代にはロゴの入ったレース用のジャージが登場します。
その時代のモーターカンパニーは、レースに出ていい成績を残せばそれがセールスにつながるということで、レース用のジャージを発売したところ爆発的な人気アイテムとなったというお話が残っています」


時代の変化とライフスタイルに合わせて、バイクとともに変わるHarley-Davidsonのウエア
Harley-Davidsonには古くからこんな言葉が残っているという。「Harley-Davidsonのユーザーのライフスタイルを含めた文化を活性化していくことで、大きなマーケットを作り出す」。
このようにバイク同様ファッションにも注力し、ライフスタイル全体の活性化を提案したことが、バイクに乗らない人たちにもHarley-Davidsonが幅広く知られた一因なのではないだろうか。
「昔、バイクは遠出するという乗り物ではなく、もっと日常的にカジュアルに乗る目的のものだったので、そのライフスタイルに合わせて、バイクに乗るときの服もカジュアルなものが中心でした。
その後、1930年代になるとHarley-Davidsonが元祖といわれる『ライダースジャケット』が製品化されたり、1950年代には現代のモータースポーツのルーツになるようなスポーティなウエアも数多くリリースされたりと、変化する時代に合わせて作られてきたアイテムも、のちにライフスタイルに浸透し、定番になっていったのだと思います」


ビンテージでも人気の定番グラフィック
ここからは実際に現行のアイテムを見せていただこう。Harley-Davidsonでは、毎シーズンかなりのアイテム数がリリースされる。そんななか、定番的人気のTシャツをピックアップして、引き続き江崎さんに紹介していただこう。「まずは先ほどもお話しさせていただいた、代表的なロゴマーク『バー アンド シールド』をモチーフにした『ナイトライダーTシャツ』です。このバー アンド シールドのモチーフはいつも人気で、定番中の定番アイテムになります」

「続いてイーグルのモチーフも歴史が長く、人気のアイテムです。この『イーグルライダーTシャツ』には1980年代のバイクも描かれていて、Harley-Davidsonらしいアイテムだと思います」

「そして『#1(ナンバーワン)』と呼ばれるグラフィックを見たことがあるという人も多いと思うのですが、これもHarley-Davidsonを代表するモチーフのひとつです。
定番的なアイテムでいうと『#1レーシングロングスリーブTシャツ』などがありますが、この#1グラフィックはさまざまなアイテムが展開されています」

「Champion(チャンピオン)」× Harley-Davidson
Harley-Davidsonのアパレルは、さまざまなブランドとのコラボレーションアイテムをリリースしている。今シーズンは「Champion(チャンピオン)」とのコラボレーションがアメリカのブランド同士ということもあり話題となっている。このアイテムについてもお話を伺っていこう。「Harley-Davidsonは不定期ですがさまざまなブランドとのコラボレーションをリリースしています。過去にはハワイアンシャツで有名な『REYN SPOONER(レイン スプーナー)』や、今回のChampionとのコラボレーションも2回目になります。
Championの代名詞といわれる『REVERSE WEAVE®(リバース ウィーブ)』と、ヘヴィーウェイトでChampionらしい『ファナティックTシャツ』の2つをリリースしました。
これからの季節注目してほしいのはファナティックTシャツですね」

現在でもアイテムの企画デザインは全てアメリカで行われ、世界規模で展開されている。Harley-Davidsonはアメリカを代表するバイクブランドであると同時に、アメリカを代表するアパレルブランドでもある。
ビンテージのHarley-Davidson Tシャツを掘り当てたらもちろんラッキーではあるが、いまも作られ続けている昔と変わらぬ名品もぜひチェックしてみてほしい。
そして毎年Harley-Davidson Japan K.K.では「BLUE SKY HEAVEN 2025(ブルー スカイヘブン)」というイベントを開催している。バイクはもちろん、音楽や食、そしてファッションなどライダーのみならず家族連れや、さまざまな方に楽しんでもらえるものとなっている。
今年は5月10日、11日に神奈川県横浜市の山下埠頭で開催される。ここでもたくさんのHarley-Davidson Tシャツが販売されるそうなので、合わせてチェックしてみてはいかがだろうか。

PROFILE

江崎 聡(えざき さとし)
福岡県北九州市出身。
メンズ誌、タレント、CMなどファッションをメインとしたスタイリングを手がけ、モーターカルチャー、アメリカのブラックカルチャーといった確固たるバックボーンを感じさせるスタイリスト。生粋のハーレー好きで主催のイベントを各地で行っている。













