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アシックス「METASPEED」シリーズに3つのニューモデルが登場!
カーボンプレートを搭載した厚底ランニングシューズは、もはやレーシングシューズの定番となった。メーカー間の開発競争が激化するなか、アシックスは2タイプのトップアスリート向けのランニングシューズを継続的に展開。
ストライド型のランナー(歩幅が広いタイプ)には「METASPEED SKY(メタスピードスカイ)」を、ピッチ型のランナー(歩幅が小さく回転数が多い)には「METASPEED EDGE(メタスピードエッジ)」を推奨してきた。
今年9月に東京で開催される世界陸上に向け、アシックスは「METASPEED」シリーズ最新作として、「METASPEED RAY(メタスピードレイ)」、「METASPEED SKY TOKYO(メタスピードスカイトウキョウ)」、「METASPEED EDGE TOKYO(メタスピードエッジトウキョウ)」という3モデルを発表。それぞれどのようなシューズなのだろうか。
約129g。驚異的な軽量性を実現した「メタスピードレイ」
今回新たに「METASPEED」シリーズのラインナップに加わった「メタスピードレイ」は、軽量性を追求したモデル。カーボンプレートを搭載した厚底ランニングシューズでありながら、片足の重量が約129g(27.0cm)という驚異的な軽さを実現している。「RAY」という名称は光線から想起されるスピードと、重さがないことを意味する「零(ゼロ)」からインスピレーションを得たもの。まさに、超軽量のスピードモデルというわけだ。どうしてここまでの軽さを追求することになったのか。そこにはアスリートの声があったのだという。

「2019年の11月にCプロジェクト(トップアスリートが勝てるためのシューズを開発するための社長(現会長)の直轄組織)の発足以来、アスリートの声をもとにさまざまな研究やテストを行い、アスリートに寄り添った製品開発を続けています。
私自身、日々アスリートとコミュニケーションをとっているのですが、METASPEEDシリーズのフィードバックを彼らからもらっているなかで、もっと軽いものを試してみたいという声が少なからずあったんです。
Cプロジェクトは、アスリートのために従来のやり方にとらわれず行動するというプロジェクトなので、軽さを求める声に応えてみようとなり、メタスピードレイの開発がスタートしました」と、株式会社アシックス Cプロジェクトのリーダーである竹村周平氏。
「メタスピードレイ」が驚くべき軽さを実現できた大きな要因のひとつに、アシックス史上もっとも軽量で、もっとも弾力性のある新しいフォーム材、FF LEAP(エフエフリープ)の存在が挙げられる。
「メタスピードレイ」が驚くべき軽さを実現できた大きな要因のひとつに、アシックス史上もっとも軽量で、もっとも弾力性のある新しいフォーム材、FF LEAP(エフエフリープ)の存在が挙げられる。
FF LEAPは、「METASPEED SKY PARIS(メタスピードスカイパリ)」および「METASPEED EDGE PARIS(メタスピードエッジパリ)」に採用されていたFF TURBO PLUS(エフエフターボプラス)と比較して約15%軽く、反発性が約13.7%、クッション性が約30.0%向上している。
「メタスピードレイ」は、ミッドソール全体にこのFF LEAPを採用し、内部に軽量のカーボンプレートを搭載しているのだ。また、アッパーには軽量で通気性に優れたMATRYX(マトリックス)という素材が採用されている。

好みに合わせて選べる3つのニューモデル
ストライド型のランナーに適した「メタスピードスカイ」、ピッチ型のランナーに適した「メタスピードエッジ」も、それぞれ大きく進化している。「メタスピードスカイトウキョウ」のミッドソールはFF LEAPとFF TURBO PLUSの2層構造。ボトムにFF LEAP、トップにFF TURBO PLUSを採用し、その間にフラットなカーボンプレートを配置。プレート全体でフォーム材を圧縮させることで、よりダイナミックで大きな反発力を生み出せるように設計されているという。
「メタスピードエッジトウキョウ」のミッドソールも2層構造になっているが、「メタスピードスカイトウキョウ」とは異なり、ボトムにFF TURBO PLUS、トップにFF LEAPを採用し、爪先に向かって下がるようにカーボンプレートを配置。少ないパワーで大きな反発を得ることができ、効率的な足運びができる設計になっているという。




また、「メタスピードスカイトウキョウ」は「メタスピードスカイパリ」と比べて約18.8%、「メタスピードエッジトウキョウ」は「メタスピードエッジパリ」と比較して約21.4%エネルギーリターンが向上しているという。
「メタスピードスカイトウキョウ、メタスピードエッジトウキョウに関しても、軽量化を実現しています。前作にあたるメタスピードスカイパリ、メタスピードエッジパリは約185g(27.0cm /片足)でしたが、今作は約170g(27.0cm /片足)。約15g軽くなっています。
「メタスピードスカイトウキョウ、メタスピードエッジトウキョウに関しても、軽量化を実現しています。前作にあたるメタスピードスカイパリ、メタスピードエッジパリは約185g(27.0cm /片足)でしたが、今作は約170g(27.0cm /片足)。約15g軽くなっています。
軽量性を追求したメタスピードレイ、ストライド型のメタスピードスカイトウキョウ、ピッチ型のメタスピードエッジトウキョウという3本柱の中から、走り方や好みにフィットしたシューズを選んでもらえたらと思っています」
Cプロジェクトでは、ケニアとフランスの「CHOJOキャンプ」、アメリカの「マンモストラッククラブ」で、トップアスリートのトレーニングと、次世代アスリートの育成を支援。ここでヒアリングしたアスリートの声が、プロダクト開発に生かされているという。
Cプロジェクトでは、ケニアとフランスの「CHOJOキャンプ」、アメリカの「マンモストラッククラブ」で、トップアスリートのトレーニングと、次世代アスリートの育成を支援。ここでヒアリングしたアスリートの声が、プロダクト開発に生かされているという。
新しい「メタスピード」シリーズのシューズを履いたアスリートたちの活躍に期待したい。
PROFILE

竹村 周平(たけむら しゅうへい)
株式会社アシックス Cプロジェクトリーダー。2025年1月からはスポーツ工学研究所長を兼任。2019年11月の立ち上げからメタスピードシリーズの企画開発に携わる。ゲルカヤノシリーズなど、アシックスの主要ランニングシューズの開発を長年手掛けてきた。現在はCプロジェクトを中心に日々奮闘中。大会や出張がない週末は子どもたちのサッカーの応援にいそしむ。どんなに忙しくても週10kmは走るようにしている。
Text by Fumihito Kouzu












