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ランナーの最高のパフォーマンスを引き出す、 ニューバランス「SuperComp Elite v6」
ニューバランスの「SuperComp Elite(スーパーコンプ エリート)」は、ランナーがレースで最高のパフォーマンスを発揮することをサポートするために開発されたシューズだ。
初代モデルが登場したのは2020年。ニューバランスにおいて初のプレート搭載レーシングシューズとしてリリースされた。以来、プレートと独自のミッドソール コンパウンドとの掛け合わせによる高い反発弾性で、多くのランナーの目標達成をサポートしてきた。
今回のアップデートではミッドソール フォームが一新され、プレートの形状も見直された。大幅な軽量化と爆発的なエネルギーリターンを実現した「スーパーコンプ エリート v6」の秘密に迫る。

ミッドソールにInfinionテクノロジーを採用
「スーパーコンプ エリート」は、ニューバランスが誇る最高峰のレースデイシューズだ。それゆえ常に最先端のテクノロジーが搭載されてきたシリーズでもある。「v1」から「v3」までは、軽量性と反発性に優れたFuelCell(フューエルセル)がミッドソールに採用されていた。「v4」および「v5」には、PEBA(ポリエーテルブロックアミド)製のフューエルセルが採用され、反発弾性、耐久性が向上した。クッション性がありながら、よりクイックなエネルギーリターンが得られるシューズへと進化を遂げている。
そして、今作「スーパーコンプ エリート v6」ではミッドソールプラットフォームを刷新。パフォーマンスの持続性に優れたInfinion(インフィニオン)が初搭載された。
「インフィニオンは、より長く、より効率良く走ることをサポートするために誕生したミッドソールプラットフォームです。反発性の持続力、耐久性が高く、長期にわたってバウンス感が持続します。わかりやすく説明するならば、エネルギーロスが少なく、へたりにくい。そんなプラットフォームです」と、株式会社ニューバランスジャパン ランニングフットウエア担当の間宮葵さん。
クッション性と反発性とその持続力に優れたインフィニオンの採用により、「スーパーコンプ エリート v6」はスピード維持がしやすいシューズとなっている。
蹴り出し時のエネルギーリターンを最大化
特に蹴り出し時に爆発的なエネルギーリターンが得られるように、ソール構造がアップデートされた今作は、ミッドソールやプレートの形状も見直された。 「スプーンのようなカーブ形状をしている点は前作のプレートと同様ですが、そのカーブがなだらかになり、よりスムーズな重心移動が可能となりました。また、プレートの厚みを段階的に変えているのもポイントです。踵部は少し薄めの設計で、前足部は厚く剛性が高くなっています。その結果、蹴り出し時にしっかりと踏み込むと、ポーンと前方へ弾んでいくようなライド感が得られます」
前作以上にスピードが出しやすく、かつそのスピードを維持しやすいシューズへとアップデートされたというわけだ。
軽量性にもこだわったトップレーシング
「軽さの追求も今回のアップデートの大きなポイントのひとつになります。とはいえ、ただ軽いシューズを目指したというわけではなく、エネルギーリターン、安定性をしっかりと確保し、そのバランスを見た上で可能な限り軽さを追求していきました」 アッパーには極薄の軽量メッシュを採用。上から見ると、前足部はインソールが透けて見えるほどに薄い素材が使われているのが分かる。極薄の2種類の素材を圧着し、幾何学模様と融合させる独自のFANTOM FIT(ファントムフィット)構造により、軽量性を実現しながら確かなフィット性を確保している。そして、足の動きに自然に追従する柔軟性を備えている点も特長だ。
ミッドソールの素材変更の効果もあり、シューズ重量は約198g(27.5cm片足)。前作は約210g(27.5cm片足)だったので、10g以上の軽量化に成功したことになる。
また、アウトソールには軽量かつ、高い耐摩耗性と耐久性を備えた素材を使用。高速走行時もさまざまな路面状況に対して強力なグリップ力を発揮し、エネルギーロスを軽減する。
コントロールのしやすさも「スーパーコンプ エリート v6」の魅力
「スーパーコンプ エリート v6」は、長野県・菅平で開催された「New Balance SuperComp Camp 2026」にて、発表された。その際、多くの大学・高校が夏の合宿地として選ぶ地を、選手たちが実際に「スーパーコンプ エリート v6」を履いて走る機会を得た。 筆者の走力ではそのポテンシャルを引き出し切れないのだが、スピードの出しやすさ、ペース、リズムのキープのしやすさは感じることができた。エリート選手をターゲットとしたトップレーシングでありながら安定性が高く、扱いやすい点も魅力だろう。


発表会に参加した順天堂大学の選手たちも、前作以上の推進力の高さと、安定性、安心感を高く評価していた。これからの駅伝シーズンで、「スーパーコンプ エリート v6」を履いて躍動する選手の姿を見るのも楽しみだ。
PROFILE

間宮 葵(まみや あおい)
株式会社ニューバランスジャパン フットウエア企画部でランニングカテゴリーを担当。高校まで陸上部に所属して1500mを中心に競技をしていた。社会人から再び走り始め、フルマラソンのPBは3:03:55。 街ラン~トレイルまで幅広く楽しんでいる。
Text by Fumihito Kouzu















