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すべてのランナーのために! プーマ「VELOCITY NITRO 5」の実力

2026.08.04
プーマは2021年にランニングカテゴリーをリスタートし、その強化を続けている。そのビジョンは“全てのランナーを速くすること”。トップアスリート、エリートランナーはもちろんのこと、ファンランナーにもプーマを通じて速さを体感してもらうことを目指し、商品開発をしているという。
 今年の箱根駅伝では31名の選手がプーマのシューズを選択した。5年連続で着用数が伸びているプーマは、市民ランナーの間でも注目を集め、人気を高めている。また、エリートレベルの市民ランナーをサポートする「PROJECT3(プロジェクト3)」では、ランナーの自己ベスト達成を手助けするプログラムも提供している(ロンドンマラソンでは197人のランナーをサポートし87名が自己ベストを更新したとのこと)。

多くのランナーに快適な走りを提供する

そんなプーマのデイリートレーナー「VELOCITY NITRO (ヴェロシティ ニトロ)」シリーズの最新作となる「VELOCITY NITRO 5(ヴェロシティ ニトロ 5)」が登場した。“弾む走りで、世界が広がる”をコンセプトに、日常のランニングからレースまで、さまざまなシーンで快適な走りをサポートするランニングシューズだという。
プーマ「ヴェロシティ ニトロ 5」16,500円(税込)
「プーマ ランニングは大きく2つのサイロに分けてアプローチをしています。ひとつは “スピード”。ディヴィエイト シリーズを中心に、より速さを感じていただけるプロダクトです。もうひとつが“クッショニング”です。ヴェロシティ ニトロ 5は、この“クッショニング”サイロを代表する一足で、多くのランナーに快適な走りを提供するシューズとなっています」と、プーマ ジャパン株式会社 ランニング商品企画担当の安藤悠哉さん。

前作以上の快適なフィット感を実現

前作からの大きなアップデートポイントのひとつがラスト(足型)の変更だ。実は、前作「ヴェロシティ ニトロ 4」も前々作からのアップデートでラストが変更になっている。プーマがかつて日本市場向けに展開していたランニングシューズ「SPEED LITE(スピードライト)」シリーズの設計を参考に、足の甲まわりにゆとりを持たせた「JAPAN FIT」設計を導入。そのフィット感は高い評価を得ていた。
 「ランナーからのフィードバックをもとに、細かなところを調整し、より快適なフィット感が得られるラストへとさらなるアップデートを遂げました。また、コンフォートな履き心地が得られるよう、クッショニングのあるシュータンを採用しています」
前作からさらに磨きをかけ快適性を高めたラスト(足型)を採用。シュータン部分のクッション性も向上

前足部のクッション感を高めながら、より安定したライド感に

ミッドソールには、前作同様エネルギーリターン85%を誇る軽量で高反発なNITROFOAM(ニトロフォーム)をフルレングスで採用。ソールの厚さは踵部35mm、前足部27mmとなり、ドロップ(踵部と前足部の高低差)は8mmになった(前作は踵部36mm、前足部26mmの10mmドロップ)。
 「ヴェロシティ ニトロ 4の評価されている部分を継承しながら、よりコンフォートに、より幅広いランナーの方たちのニーズにフィットするようにアップデートした形になっています。また、シューズの重量は約240g(27.0cm)で、前作から約10g軽くなっているのもポイントです」
ミッドソールにはフルレングスでNITROFOAMを採用。前作は10mmだったドロップは8mmに
プーマは今年6月、「DEVIATE PURE NITRO(ディヴィエイト ピュア ニトロ)」という、「ディヴィエイト」シリーズ初のノンプレートモデルを発売している。踵部38mm、前足部30mmと「ヴェロシティ ニトロ 5」よりも厚底で、ミッドソールには同じくNITRO FOAMを採用している。
 「ディヴィエイト ピュア ニトロはプレート非搭載のスピードモデルです。約220g(27.0cm)という軽量性とレスポンスの良さが特長で、よりスピードを求めるシーンでの着用がおすすめのモデルとなります」
 同じNITROFOAMを使用しているのに、そんなにライド感が違うものなのかと疑問に思う人もいるだろう。実は名称は同じでありながら、「ヴェロシティ ニトロ 5」と「ディヴィエイト ピュア ニトロ」のNITROFOAMは組成が異なる。
 「ヴェロシティ ニトロ 5」に使われているNITROFOAMは、アルファテックTPUという素材ベースで、「ディヴィエイト ピュア ニトロ」の方は、PEBA(ポリエーテルブロックアミド)がベース。85%というエネルギーリターンは変わらないが、「ヴェロシティ ニトロ 5」に使われているものの方が柔らかく沈み込む特性があり(クッション感が高い)、「ディヴィエイト ピュア ニトロ」に使われているものはレスポンスが良い。
 「ヴェロシティ ニトロ 5」はデイリーに使いやすく汎用性が高い設計で、「ディヴィエイト ピュア ニトロ」はテンポアップしやすくスピードが必要なシーンに適した設計というわけなのだ。
耐久性とグリップ力に優れたアウトソールも「ヴェロシティ ニトロ 5」の特長

バランスが良く優秀なデイリートレーナー

足を入れてまず感じるのが、フィット感の良さ。ライフスタイルカテゴリーのクラシックなプーマのシューズを履いている人は、プーマのシューズに“細い”という印象を持っているかもしれないが、「ヴェロシティ ニトロ 5」のラストはそんなことはまったくなく、多くの日本人の足にフィットするはずだ。
快適なフィット感は「ヴェロシティ ニトロ 5」の大きな魅力
ライド感はクセがなく、スムーズに足を運んでいける。ソールが厚過ぎないのでコントロールしやすい点も好印象。程よいクッション感がありつつ、安定感に欠けるといったことはなく、非常にバランスが良い。幅広いレベルのランナーを満足させる一足に仕上がっていると感じた。

PROFILE

安藤悠哉(あんどうゆうや)

プーマ ジャパン株式会社 ランニング商品企画
青山学院大学陸上競技部卒
2015年 箱根駅伝総合初優勝 10区2位
2017年 箱根駅伝3連覇、大学駅伝3冠
出雲駅伝 5区 区間記録保持
自己ベスト:5K 13’51 Half 63’30

Text by Fumihito Kouzu

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