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究極のコンフォートを目指した ミズノのニューモデル「スカイプライム」とは
高いクッション性と、雲の上を走っているかのような柔らかなライド感が特徴のミズノ「ウエーブスカイ(WAVE SKY)」シリーズ。初代モデルがリリースされたのは、2017年。最高峰のクッション性と安定性の両立を目指したプレミアム コンフォート ランニングシューズとして登場した。
その「ウエーブスカイ」のクッション性を上回るマックスクッションシューズとして、ニューモデル「ミズノ スカイプライム(MIZUNO SKY PRIME) 」が登場した。

FLOATサイロのフラッグシップモデル
現在、ミズノのランニングシューズは、SPEED、BOUNCE、CRUISE、FLOATの4つのサイロに分けられている。SPEEDは記録を狙う速さを追求したサイロで、トップレーシングの「HYPERWARP(ハイパーワープ)」シリーズなどが該当する。BOUNCEサイロは、弾むようなクッショニングが特徴。昨今、高い人気を獲得している「MIZUNO NEO VISTA 3(ミズノネオビスタ3)」や「MIZUNO NEO ZEN 2(ミズノネオゼン2)」がラインナップされている。CRUISEサイロには、安定感のあるクッショニングを備えたシューズが並ぶ。その代表は「WAVE RIDER 30(ウエーブライダー30)」だ。
「スカイプライム」は、柔らかなクッショニングを特徴とするFLOATサイロのフラッグシップとなる。「クッション性を重視し脚へのダメージを軽減したい」「ペースを気にせずにゆっくり長く楽しく走りたい」「疲労を残さずに気持ちよく走りたい」。そんな思いを持ったランナーに最適なシューズとなる。

ミッドソール上層部に新素材を採用
「2層構造で厚みのあるクッション性に優れたミッドソールが、スカイプライムの大きな特長です。ミッドソールの上層部は、MIZUNO ENRZY NXT+(ミズノエナジーネクストプラス)という超臨界発泡技術を用いた新素材を採用しています。PEBA(ポリエーテルブロックアミド)をベースとしたクッション性、反発性、軽量性に優れた素材で、MIZUNO ENERZY NXTと比較してもクッション性、反発性ともに向上しています」とミズノ株式会社 アスレティック事業部 コンペティションスポーツマーケティング部の安部祐貴さん。
ミッドソールの下層部に使われているのは、EVAをベースとしたMIZUNO ENERZY NXT(MIZUNO ENERZY NXTにはTPUベースのものとEVAベースのものがある)だ。スタックハイトは踵部が47mm、前足部が41mmとかなりの厚底モデルだが、ミッドソール下層部に柔らか過ぎない安定性の高い素材を使い、底面積を広くとったことで十分な安定性が確保されている(最大幅は27.0cmで約125mm)。
柔らかい素材をミッドソールに使い、それを分厚くすれば衝撃吸収性やクッション感は高まるが、それが“脚に優しい”とは限らない。過度な柔らかさは不安定さにつながる。特に脚力が不十分なビギナーランナーが安定性に欠けるシューズを履くと、膝や股関節への負担が大きくなり、場合によっては痛めてしまうことがある。安定性を向上させるためにはプレートを挟むという選択肢もあるが、その結果、ソフトな接地感が失われることもある。
「スカイプライム」は、2層構造のミッドソールと底面積の広さ(横幅の広さ)によって安定性を生み出し、優れたクッション性と安定性の両立、ソフトな接地感を実現しているのだ。



超厚底モデルながら重量は約295g
「スカイプライムの踵部の厚さは47mmでドロップは6mm。これくらいの厚底シューズになると300gを超えてくることが多いのですが、快適性を追求するなかで軽さにもこだわり、重量は約295gと、300gを切ることに成功しました」 底面積を広くとって安定性を確保。重さの要因となるアウトソールのラバーも、十分広範囲に貼られている。また、快適な着用感のために履き口周辺にはクッション材がしっかりと入れられている。それでも300gを切ることに成功したのは、ミッドソール、特に新素材のMIZUNO ENERZY NXT+の軽量性によるところが大きい。
足を入れてまず感じるのは、ソフトなフィット感。ガセットタン仕様なので、甲周りがしっかりと包み込まれる感覚がある。MIZUNO ENERZY NXT+のおかげでクッション性が高く、接地時の足裏の感覚はとてもソフトだが、柔らか過ぎることがないのが、「スカイプライム」の魅力だろう。ミッドソールの下層に採用されているEVAベースのMIZUNO ENERZY NXTと底面の幅の広さの相乗効果で、十二分に安定性が確保されている。
厚底のマックスクッションモデルにありがちな、ブレ感、不安定さは感じられず、安心して体を預けることができる。健康維持、ストレス解消、ダイエットなどを目的にマイペースで走りたいという人にとてもフィットするシューズだと思われる。
また、安定性が高いので、ウォーキングにも適している。普段は散歩が中心で、気分が乗ったら走るというスタイルの人にもおすすめできる一足だ。
PROFILE
安部祐貴(あべ ゆうき)
ミズノ株式会社
アスレティック事業部 コンペティションスポーツマーケティング部 陸上・ランニング課
ランニング マーケティングディレクター
Text by Fumihito Kouzu













