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“結ばない”シューレースを世界初搭載!「SHAKA」の新モデル「WALCORE VB」
スニーカーサンダルで知られるフットウエアブランド「SHAKA(シャカ)」が、“歩く”ことに特化した新モデル「WALCORE VB(ウォルコア VB)」を発売する。
サンダルブームを牽引してきたことで知られる同ブランド。今回なぜ、義肢装具士の知見を取り入れた独自のシステムを世界で初めて製品に搭載するに至ったのか。新モデルに込められた哲学と開発の過程を、株式会社ブルームーンカンパニー SHAKA ブランドマネージャーの川島 あい氏と、デザインを担当したSHAKA プロダクトアドバイザーの岡本 良一氏に話を聞いた。
日常から旅までをシームレスに繋ぐ「行こう。自由だ。」の哲学
フットウエアブランドのSHAKAは「行こう。自由だ。」というキャッチコピーを掲げている。これは特定のシーンに限定せず、日常からアウトドア、そして旅行といったシーンまでを包括的にサポートするアイテムを提案するという姿勢の表れである。ブランドのルーツは、1990年代のアウトドアブームにまでさかのぼる。当時、「HIKER(ハイカー)」が支持を集め、その後、2010年代のスポーツサンダルブームを経て、現在も愛され続ける数々の定番モデルを生み出してきた。
特に「NEO BUNGY(ネオ バンジー)」や「CHILL OUT(チル アウト)」といったモデルがヒットしたことで、現在のSHAKAの原型が形成された。こうした背景のもと、ブランドが大切にしているのは、あらゆる場面をシームレスに繋ぐという考え方だ。
「私たちの考えるトラベルシーンというのは、日常から実際の旅行まで、その流れ全体を旅として捉えるものです。完全に旅行に向けているというよりは、すべてを旅として捉える方向性を持っています」(川島)
街での普段使いから、自然の中でのアクティビティまで対応できる汎用性。この根底にある哲学が、歩くことに徹底的にフォーカスした今回の新モデル開発の土台となっている。

新技術を取り入れて挑んだ“歩く”ことへの探求
新モデルである「WALCORE VB」は、ブランドの核とも言える“歩きやすさ”を極限まで追求することから開発がスタートした。今回は、「歩く」という目的に徹底的に合致する素材を模索した結果、Vibram(ビブラム)ソールの採用に至ったのである。
搭載されたのは、Vibram社の「Rolling Gait System(ローリング ゲイト システム)」と呼ばれるソールだ。これはソールの形状が通常よりも丸みを帯びており、かかとから着地してつま先へと体重が移動する動きを自然にサポートする仕組みを持っている。
「本歩くことに徹底的にフォーカスしてデザインをしようとしたことが起点となります。このVibramソールの存在を知っていて実際に履いて気に入っていたので、今回はこちらを使ってものづくりをしようと考えました」(岡本)
このソールは、足本来の機能と足首の屈曲に順応する曲線を持ち、エネルギー消費や筋肉疲労の減少を促す効果を謳っている。約5センチという厚底で重厚な見た目に反して非常に軽量であり、長時間の歩行でも快適さを損なわない構造だ。



義肢装具士の知見が息づく世界初のシューレースシステム搭載
ソールによる歩行サポートに加え、アッパー部分にも革新的な機構が取り入れられた。それが「V-lock system(ブイロック システム)」と呼ばれる、独自の“結ばない”シューレースシステムである。このシステムは、高知県で40年以上にわたり義肢装具や義足の製作に携わってきた関耕二(せきこうじ)氏によって開発された。足の構造を熟知した専門家の知見が、歩行を支える靴のシステムへと応用されている。
ウェビングテープの周りにチューブ状のシューレースがジグザグに配置されており、マグネット式のピンで固定する仕組みだ。点で靴紐を結ぶのではなく、面で足全体を包み込むことで、高いフィット感を実現している。
「一度、自分の足にシューレースの長さを合わせてしまえば、あとはマグネットをカチャっとはめるだけで着脱ができます。2秒で着脱できるというのが大きな特徴です」(岡本)
これまでこのシステムは、顧客が持ち込んだ靴に取り付けるカスタム対応でのみ展開されていた。基本仕様として製品に搭載されるのは、「WALCORE VB」が世界初となる。靴紐が解ける煩わしさを解消し、現代のライフスタイルに合う利便性をもたらすものとなっている。


名作のDNAと都会的なデザインの融合
機能性の追求と並行して、ブランドの歴史を受け継ぐデザインも重要なテーマとして掲げられた。アッパーのデザインは、90年代から愛される代表モデル「HIKER」から着想を得ている。そこに、履き心地を重視したネオプレーン素材やウェビングテープを組み合わせることで、過去の名作のエッセンスを取り入れたスニーカーサンダルが出来上がった。
機能的な靴でありながら、街中での着用を想定したカラーリングにも強いこだわりが反映されている。定番のブラックに加えカラバリとして用意されたのが、グリーン系の「モス」とベージュ系の「トープ」という独自の色合わせだ。
「ありふれたカラーにしたくはないなと考え、アッパーとウェビングテープのコンビに独自性のあるカラーリングにしたいという思いから、この2トーンカラーが生まれました」(岡本)
SHAKAで人気のベージュ系カラーであるトープをベースに、グリーンをアクセントとして効かせている。さらに、Vibramソールの色もアッパーに馴染むカーキ寄りのトープ色を別注し、アウトドア感が強すぎない都会的なバランスを完成させた。


「WALCORE VB」は、真夏のアウトドアシーンはもちろん、靴下と合わせることで真冬以外の長いシーズンを通じて着用できるスニーカーサンダルとして設計されている。
歩くことに特化した機能と、街の風景にも馴染む都会的なデザインは、日常の移動をより快適な体験へと変える機能性を秘めている。
スニーカーサンダルの火付け役として、歩行の快適さを根本から見つめ直したSHAKAのプロダクト開発は、今後も私たちのライフスタイルに寄り添った進化を続けていく。
PROFILE

川島 あい(かわしま あい)
SHAKA ブランドマネージャー
営業を経てマーケティング部新設時にマーケティング職に転向。ブランディング構築から、SNS運用・カタログ撮影などPR全般にも携わったのち2026年4月から現職に就任。シャカに関わる全ての業務を管理。
PROFILE

岡本 良一(おかもと りょういち)
SHAKA プロダクトアドバイザー
毎シ―ズンインラインアイテムのM計画や企画アドバイスを担う。また、公式販路限定のスぺシャルアイテムやシ―ズンのスポットアイテムなど話題性のある商品に関してコンセプト設計や企画~生産まで一貫して監督している。























