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"多幸感メイク"の先駆者・千吉良恵子が作りたかった 約10秒で仕上がる「ifoo」のスティックファンデーション

2026.09.16
多幸感のあるメイクで多くの女性から支持を集めるヘア&メイクアップアーティストの千吉良恵子さんが、新ブランド「ifoo」をプロデュースした。中でもスティックファンデーションは、千吉良さんが長年作りたかったプロダクトだという。 長年多くの女性のメイクを手掛けてきた千吉良さんが、誰でも時短で簡単に美肌が叶うように開発したという、この商品へのこだわりについて話を聞いた。

自身の悩みから生まれたスティックファンデーション

長年ヘア&メイクアップアーティストとして活躍されていますが、プロデュースアイテムにスティックファンデーションを選んだきっかけを教えてください。
この「ifoo」というブランドを立ち上げるにあたって、まず何を作りたいかと考えたとき、迷わずスティックファンデーションが浮かびました。その理由は、私自身がずっと「ファンデーション難民」だったからです。仕事でメイクを手掛けるときに使うベースアイテムの話ではなく、自分自身の顔に使うファンデーションと出会えなかったという意味です。というのも、私、ずっと化粧下地しか使ってこない人生だったんです。
ひと塗りで毛穴の凹凸をカバーしてくれる優れもの。カラーは、ライトベージュ、ナチュラルベージュ、オークルベージュの3色展開。フィックスファンデーションSPF30/PA++++ 3,300円(税込)
美しい肌作りや多幸感のあるメイクで知られる千吉良さんが、ファンデーション難民だったというのは意外でした。
実は私、10万人に3人と言われるほどの粘膜超敏感肌なんですよ。これは外的刺激や化粧品の成分で赤みやかゆみ、ヒリヒリ感が出てしまう肌質で、アイシャドウやマスカラ、アイライン、リップといったポイントメイクがあまりできなくて。 だからベースメイクとのバランスを取るのがとても難しいんです。あまりにもきれいにファンデーションでカバーしてしまうと、ポイントメイクが薄い分、顔全体のバランスが悪くなってしまうんです。で、一番バランスがいいのが、BBクリームや下地だけを塗った状態だったんです。だから薄づきでありながら、肌をきれいに魅せるスティックファンデーションを作りたいと思ったんです。

プロでも悩むファンデの「適量」を解決するスティックの力

数あるファンデーションの形状の中で、なぜあえてスティックタイプを選んだのでしょうか。
プロである私でも、リキッドファンデーションを使うときは「どのくらいつけたらいいのか」「どこまで伸ばしたらいいのか」「どの程度カバーすべきか」など、常に悩みながらメイクをしています。プロがそれだけ悩むということは、一般の人はもっと毎日のベースメイクに悩んでいるのではないかと考えました。
確かに、日によって仕上がりにムラが出てしまうことは多いです。
そうですよね。ファンデーションをしっかり塗ると、カバーはできるけれど、その人らしさや潤い感、生き生きとした感じが薄れてしまい、塗りすぎると老けて見えたり、別人のようになったりしてしまうこともあります。でもスティックタイプなら、顔に線を引く感覚で使えるので、誰でも簡単に最適な塗布量が分かります。しかも簡単に薄膜に仕上がって、その人のナチュラルな美しさを引き出すことができるんです。
薄づきであるため、透明感と素肌感を引き出す仕上がりに
ヘア&メイクアップアーティストならではの視点ですね。
ベースメイクって、奥が深い分とても面白いんです。毎日のルーティンの中で、ベースメイクがどう仕上がるかによって、その日の気分がウキウキしたり、逆にナーバスになってしまったりしますよね。「あ、今日うまくいった」という喜びを、毎日一定して提供したかったんです。それが、スティック形状にこだわった最大の理由です。

手で10秒なじませるだけ。「70%カバー」で作る多幸感のある肌

ただ、一般的にスティックファンデーションは密着度が高い分、カバー力が高いため、厚塗り感が出やすくなる印象があります。
そうですよね。スティックタイプが嫌いな人は厚塗りのイメージを持っていると思いますが、この「フィックスファンデーション」はセミマットの軽やかな肌に仕上がる処方にこだわりました。
使用感の軽いオイルを配合することで、軽やかでパウダーいらずのサラッとしたつけ心地を実現し、2種類のパールを配合することで、くすみを飛ばして透明感と素肌感を引き出せるようにしています。
伸びがよく、サラッとしたつけ心地を実現
プロの視点で塗り方のアドバイスはありますか?
ないんです。というのも、私はメイクの中でもファンデーションは一番難しい工程だと思っています。一方で、今は本当に女性が頑張っている時代で、時間がいくらあっても足りない。だからベースメイクにかかる時間をできるだけ簡単にしてあげたいと思ったんです。
この商品は頬に2〜3本ほど、あごと額にはそれぞれ1本、線を描くようにファンデーションをのせたら、あとは手でトントントンとなじませるだけで、毛穴の凹凸をカバーしてくれます。
基本はスポンジを使わず、こすらずにささっとなじませるだけでOKですが、スポンジを使えばより薄膜に仕上がりますし、特にカバーしたいところには、コンシーラー代わりに重ねづけするのもおすすめです。指だけで仕上げられるので、外出時の化粧直しも簡単にできます。
頬に2〜3本、額とあごに1本ずつラインを引き、指やスポンジでなじませるだけ。約10秒で自然な薄膜肌に仕上がる
千吉良さんが考える「美しい肌」について教えてください。
最近の流行りとして、ノイズを完全に消し去って人工的で美しい肌を作る傾向もありますが、それだとその人らしさまで消えてしまいます。私は自分の嫌なノイズは70%くらい隠して、あとの30%は残すことで、その人の人となりが透けて見えるくらいの雰囲気を保つのが美しいと考えています。厚すぎず窮屈さのない、リラックスできる肌ですね。
余分な皮脂を吸着し、テカリを抑えたセミマット肌に

テクニックいらずで日常に寄り添うメイクを

最後に、今後「ifoo」をどのようなブランドに育てていきたいですか。
特定のターゲット層はあえて決めたくないと思っています。大人の女性はもちろん、親子でも使ってほしいです。そして皆さんが期待してくださっている「多幸感」を軸に、まずは手軽に楽しんでいただけるものを、ゆくゆくは少し遊び心のあるメイクアップアイテムも作っていきたいと思っています。
あまりテクニックがいらないもので、日常に心地いい風を吹かせられるようなブランドにしていけたらうれしいですね。
約10秒で自然な薄づき美肌を叶えながら、その人らしさを生かす"70%カバー"という発想を形にした「ifoo」のスティックファンデーション。プロの技術を誰でも簡単に再現できるこの一本は、ベースメイクの新しいスタンダードを提案している。

PROFILE

千吉良恵子(ちぎら・けいこ)

ヘア&メイクアップアーティスト cheek one主宰。女性誌のビューティー、ファッションページ、広告撮影などで活躍。数多くの女優やモデルのヘアメイクを担当し、講演や化粧品関連のアドバイザーも務める。著書も多数。

Text by Junko Hayashida

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