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ON/OFF SKIN – 僕らの美容、これからの美容

レインボー池田直人が独自の“回転寿司理論”から紐解く、お笑い美容番長の素顔

2026.03.25
美容番長としても知られる、お笑いコンビ・レインボーの池田直人さん。ジャンボたかおさんと繰り広げるコントでは七変化を見せ、女装姿ではその美しさが話題になっている。
豊富な美容知識を持ち、コント師として、そして一人の男性として輝きを増し続ける池田さんに、独自の美容哲学とON/OFFの過ごし方を聞いた。

PROFILE

池田 直人(いけだ なおと)

大阪府出身。NSC東京18期生
2016年2月、ジャンボたかおとともにお笑いコンビ・レインボーを結成。
特技:女装(化粧は自前、脱毛済み。※テレビ朝日「ロンドンハーツ」出演実績あり)/将棋(初段。中学生時に関西大会3位)/タップダンス(教室に1年通う)/子役にまつわる話(5歳~17歳まで活動)
ビューティブランド『makeumor』をプロデュースしている

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独自の“回転寿司理論”で美容に励む

美容番長とも呼ばれている池田さんですが、美容にはまったきっかけから教えてください。
初めはコントの女装がきっかけでメイクを始めましたが、当時はニキビに悩んでいて「隠すためのメイク」をしていたんです。でも根本から解決したいと思い、次第にスキンケアへ意識が向くようになりました。
その頃はまだ知識も乏しく、「まずは化粧水を変えなきゃ」とライン使いも考えず、とにかく「ニキビに効く」と書かれた商品を、片っ端から手当たり次第に買っては試すという状態でした。
しかし、そこから徐々に知識を深めていって、成分で選ぶようになってからスキンケアが劇的に楽しくなりました。最近は成分を前面に出す化粧品も増えましたよね。あとは、自分の肌に合わないと感じた瞬間に、潔く使うのをやめるというのは自分なりに心がけています。
美容のモチベーションは、どんなところから来ていますか?
常々感じているのは、「回転寿司店で同じマグロが並んで流れてきたら、誰だって綺麗な方を取るよね」ということ。質も量もまったく一緒なのに綺麗な方を選ぶのは、より清潔に見えて印象が良いからだと思うんですよ。
それは仕事においても同じで、特にテレビや舞台では、実績が互角なら見た目の印象が良い方が選ばれる。外見の印象は最初の大事な「フック」になると痛感しているので、スキンケアやメイクで清潔感を出し、自分を整えておくことが、美容に取り組む大きなモチベーションになっています。
芸人仲間から美容の相談を受ける機会も増えましたが、ニキビやシミを治すのは一苦労ですよね。だから「できてから治すのはお金も手間もかかるよ」と伝えています。日々のスキンケアや日焼け止めで対策しておけば、将来的に大変な思いをせずに済むんです。
僕自身、今ケアを怠ると一気に劣化してしまうという危機感があるので、日々のスキンケアだけはきちんと続けていきたいです。
将来、シミやシワができたら、どのように向き合っていきたいですか?
僕は今、頬のあたりにあるシミがお気に入りだし、笑いジワなどの好きなシワもあります。シミやシワといったエイジングサインをすべて否定するのではなく、余計なトラブルだけに気をつけるのが一番。夏場はロケで日焼けしやすいので、日焼け止めのこまめな塗り直しや、日焼け後の入念なアフターケアを特に心がけるようにしています。
スキンケアで解決できない悩みは、美容医療に頼るのも選択肢の一つ。僕自身、おでこのシワ予防や眉毛の左右差を整えるためにボトックスを打ちました。顔脱毛も経験しましたが、ニキビができにくくなり、毎日の髭剃りの手間も大幅に減るので、男性には本当におすすめしたいなと個人的には感じています。
ただ基本は毎日の積み重ね。現状、メンズのスキンケアは容量が多すぎたり選択肢が少なかったりと、まだ自由度が低いと感じています。いつか自分のブランド(makeumor)から、「おじさんになる前にまずは気軽に使ってみて」と提案できるようなメンズラインが出せたら、すごくいいなと思いますね。

メイクで「ON」のスイッチ調整、スキンケアは「OFF」への儀式

多忙な毎日を過ごしている池田さん。仕事モードのON、リラックスモードのOFFは、はっきりしているタイプですか?
劇場で「どうも〜!」とコントをしているときは“マックスON”。家ではトーンを下げて、完全にリラックスしていますね。今のこのインタビューの時間は、ONでもOFFでもなく、フラットな「ニュートラル」に近い状態と言えます。
スイッチの役割を果たすのは、まさにメイクですかね。メイクやヘアセットが完了すると、心が仕事モードに入る感覚があります。ただ一言にONと言っても僕の中にはいろいろな段階があって。コントのとき、周囲を引き立てるMCのとき、今日のような美容の仕事のときなど、場面によってONの強度を細かく使い分けているんですよ。
自分が目立つ役でなければ薄めに、女装で顔をしっかり見せるコントなら念入りに……語り尽くせないほど、メイクでスイッチを調整しています。それが自在にできるのもメイクの魅力ですね。
一方でスキンケアは、一日の終わりに自分をOFFに戻すための大切な儀式のようなもの。そんな気が、今の僕にはしていますね。
池田さんが普段から持ち歩いているスキンケアアイテム
普段、どんなスキンケアやメイクをしていますか?
自宅に美容液が並ぶようになった今、肌の状態を見て「冬は保湿を強化しよう」とか「乾燥が気になるからオイルを足そう」というふうに、その日の肌状態や気分でスキンケアアイテムを選ぶようにしています。
僕は混合肌なので、おでこはオイリーで口周りは乾燥しがち。油分が気になる部位は化粧水に浸したコットンでパックし、乾燥する部位にはオイルを使うなど、顔のパーツごとに使うものを変えることもありますね。
特に男性は混合肌の方が多いはず。おでこや鼻にまでオイルを塗るとベタつきが加速するので、こうした「パーツごとの使い分け」はおすすめです。
プライベートではメイクはほとんどせず、BBクリームを塗る程度。ありのままの素肌感を生かすのが、自分らしいなと感じています。
自身でメイクすることも多い池田さん。ポーチの中のアイテムを見せてもらった

多忙な日々の中で、自分のごきげんを取る方法

オフの日はどのように過ごしているのでしょうか。
仕事は毎日充実していますが、休みの日もYouTubeの撮影を入れたり後輩と会ったりと予定をぎっしり詰め込んで、ついセカセカと動いてしまうんですよ。
それでも、一番のリラックスタイムになっているのは入浴時間。こだわりは「自分の体温プラス4℃」のお湯に浸かること。僕は平熱が37度ほどあるので、41度設定で10分ほど入ります。入浴剤は先に入れて溶かしきってから入るのが良いと聞いて実践していますし、蒸気で効果を感じやすくなる美容液も活用していますね。
香りに関しても、心からリラックスできるものを選びます。周囲からどう思われるかという視点より、自分がリフレッシュできるか、純粋に気分が上がるかどうかを大切に決めています。
今後ライフスタイルに取り入れてみたいことはありますか?
ファッションもコスメも、心躍るものにはどんどん挑戦していきたいです。情報はSNSやメイクさんからも得ますが、自分で店頭を巡るのが何より好き。常に新しいものを取り入れながら、日々をワクワク、うれしい気持ちにさせてくれる素敵なアイテムに出会いたいなと思っています。

Photo by Akinori Kawanishi

Text by 継田 理恵(美容家/ライター)

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