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なぜ朝の肌は暗く見える? KANEBO(カネボウ)が“影”に着目した新クリーム

2026.10.07
夜にしっかりスキンケアをしたのに、朝、鏡を見ると肌がどんよりして見える。KANEBO(カネボウ)の調査では、エイジングの肌悩みをもっとも強く感じるのは「夕方」ではなく「朝の素肌」だったという。そこで着目したのが、肌表面の凹凸によって生まれる“影”だ。肌の明るさの要因を、色だけでなく形状から捉えた夜クリーム「カネボウ リペアリング エナジーズ」は、どのように生まれたのか。開発を担当した花王の矢野愛美子さんに聞いた。

肌悩みをもっとも感じるのは「朝」だった

「夜、念入りにスキンケアをしたはずなのに、どうして」。KANEBOがエイジングの悩みを抱える女性を対象に行った調査では、肌悩みをもっとも強く感じるタイミングとして、疲れが溜まった「夕方」よりも、「朝の素肌」だと答える人が多かったという。
「夜にスキンケアをしても手応えが得られず、『きちんと寝たのに、どうしてこんなに回復していないんだろう』と思ってしまう。年齢を重ねるにつれて、若い頃にはなかったこうした悩みを抱える人が多いことが分かりました」
調査では、実に98%もの人が「朝、自分の素顔を見て落ち込んだ経験がある」と回答。それは、シミやシワといった個別の悩みだけではなく、肌全体に感じる「どうしようもない疲れ」や「どんよりとした暗さ」といった、漠然としながらも根深いものだった。
また、くすみや影のない明るい肌印象を感じたときに「肌の調子が良い」と実感する人が多いことも分かったという。
「つまり、この『明るさ』こそが、多くの女性が抱える深い肌悩みの解決につながる鍵だと考えました」

肌の「明るさ」は色だけで決まらない。形状が印象を左右する

「肌が明るい」と聞くと、多くの人はシミやそばかすのない肌を想像するだろう。ところが「明るさ」は色だけの問題ではない。
キメの乱れやたるみ、小ジワによって生じる影など、複合的な要素がこの「明るさ」に関わっていることが分かってきたという。
「カネボウ リペアリング エナジーズ」(医薬部外品)50g 33,000円(税込)、「カネボウ リペアリング エナジーズ(レフィル)」(医薬部外品) 50g 31,350円(税込)
シミュレーション画像を用いた検証では、肌の色と明るさをまったく同じ数値に設定し、一方は表面の凹凸をなめらかに、もう片方は凹凸がある状態にした。すると数値上の明るさが同じでも、表面がなめらかな肌の方が、より明るい印象に見えることが分かった。
「たとえば、白い紙をくしゃくしゃと丸めると折りジワの影ができて暗く見えますよね。同じように、乾燥によるくすみやキメの乱れ、ハリ・弾力不足などによって肌表面に凹凸や影が生まれ、どんより暗く見える状態を「影肌印象」と定義づけました」
明るい肌印象へ導くには、色に関わる悩みだけでなく、肌表面の「形状」にもアプローチすることこそ重要なのだ。

複合的な悩みに応える、多角的な成分設計

「影肌印象」は、乾燥やキメ、ハリ不足など複数の要因が重なって生じる。そのため「カネボウ リペアリング エナジーズ」では、一つの悩みに絞って対処するのではなく、複数の有効成分と豊富な美容成分(複合保湿成分)を組み合わせた。
乾燥によるくすみや小ジワ、シミ・そばかす、ハリ・弾力不足、キメの乱れ。複雑に重なる悩みに多角的にアプローチするために配合されているのが、「トリプル有効成分」だ。
表皮のエネルギー代謝を促進し、ターンオーバーをサポートすることで、肌荒れにアプローチする「塩化レボカルニチン」、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ「ビタミンC誘導体」、日焼けなどによるほてりを防ぐ「グリチルリチン酸ジカリウム」。これら3つの有効成分が、多角的に肌の明るさに働きかける。
また赤ちゃんの未熟な肌を守る「胎脂」に着想を得た独自成分「TAISHITM Lipo a」に加え、複合保湿成分「リペアコンプレックス」も配合している。
「クリームはその特性として美容成分をたっぷりと配合できるのが魅力です。またKANEBOにとって、クリームはブランドを代表する大変重要なカテゴリーでもあります。だからこそ、私たちの技術や強みをこのクリームに集結させました」

“影”を生みにくい肌印象へ。密着ヴェールの「タイトニングバンド技術」

肌を引き締めるように密着し、表面にピンとしたハリ感を与えるために開発されたのが、「タイトニングバンド技術」だ。
「胎脂着想成分とワックス成分などにより、『密着力』『弾力』『閉塞力』を実現しました。クリームを塗ると、ハリや弾力が不足した肌にもピタッと密着し、水溶性の成分が角層に浸透。さらに肌を引き締め、ピンとしたハリ感を与えます。また閉塞力によって肌に与えた潤いを逃さず、ふっくらとした肌へ導きます」
密着力と弾力に優れたヴェールがハリ不足の肌を支え、閉塞力によって一晩中潤いを閉じ込める。これにより、翌朝にはピンとしたハリと潤いに満ちた、明るい肌印象を叶える。

濃厚なのに、軽やか。肌と一体化するテクスチャー

「単に潤いを感じていただくだけでなく、肌になり切るようなテクスチャーを目指しました。肌との一体感やピンとしたハリとともに、翌朝の明るさを実感していただけたら嬉しいです」
実際に「リペアリング エナジーズ」を塗ってみると、そのテクスチャーの妙に驚く。こっくりと重厚感があるように見えながら、肌に伸ばした瞬間、するすると軽やかに広がり、ピタッと密着する。しっかりとした保湿感はありつつもベタつきにくく、かといって、さらりとしただけの手触りとも違う新感覚で、塗った後は肌が引き締まったよう。クリームのテクスチャーによって潤っているのではなく、肌自体が変わったという感じだ。
塗り広げると軽やかなテクスチャーへと変化する
引き上げるような感覚を高めるためのメソッドも用意されている。
メソッドを取り入れることで、より引き上げ感が高まる
まず、スパチュラ1杯分を顔全体に塗り広げ、あご先からこめかみに向かって引き上げるように、手のひら全体を押し当てて数秒キープする。同様に、額を両手で包み込み、生え際に向かって引き上げるようにして数秒キープ。さらにスパチュラ1杯分を重ね付け。最後に顔を上に向け、手のひらで首を包み込むように上から下になじませると、顔全体をホールドするように密着するという。

使い勝手にもこだわった独創的なパッケージ

さらに注目したいのが、独創的なパッケージデザインだ。蓋の上に置かれた、雲間から差し込む朝の光を思わせるシルバーのスティック。実はこれはスパチュラになっている。
マグネットによってワンタッチで蓋にくっつくスパチュラ
「スパチュラの置き場に困ったり、なくした経験があったりなどと、スパチュラって地味に使いにくく、ストレスになることがありますよね。そこで『リペアリング エナジーズ』では蓋にマグネットを内蔵し、スパチュラをピタッと固定できるようにしました。置いたときの『パチッ』とくっつく感覚も気持ちいいというところまで工夫しています。ぜひこのクリームで、気持ちの良い朝を迎えていただきたいですね」
朝の肌がどんより暗く見える原因を、色だけではなく肌表面の凹凸が生む“影”に見いだした「カネボウ リペアリング エナジーズ」。複数の有効成分と豊富な美容成分(複合保湿成分)に加え、肌をホールドするように密着する「タイトニングバンド技術」によって、潤いとハリを与え、明るい肌印象へ導く。
朝起きたときに肌が明るければ、きっと一日を明るい気持ちで過ごすことができるだろう。肌の「形状」に着目したこのクリームは、それを叶える強い味方となるはずだ。

PROFILE

矢野 愛美子(やの えみこ)

花王株式会社 化粧品事業部門 プレステージブランドビジネスグループ KANEBO商品開発担当

Text by Junko Hayashida

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