1975年、アメリカ空軍の“コントラクター(特定業務を請け負う事業者)”としてスタートした「
AVIREX(アヴィレックス)」。軍製品にはすべて詳細な規格や規定が設けられているなか、それをクリアするAVIREXの品質は、民間品としても高い信頼を獲得し、やがて世界的ブランドへと成長を遂げた。
映画『インディ・ジョーンズ』、『トップガン』、『メンフィス・ベル』などのスクリーンでもAVIREXのフライトジャケットが登場し、その存在は一躍脚光を浴びて人気は不動のものとなった。
そして今年、ブランド誕生から50周年を迎える。
株式会社 TSI 上野商会事業部の吉永英生さんと共に、その歴史を振り返りながら、ブランドを象徴するアイテムの魅力を紐解いていく。
AVIREX 50周年のロゴマーク「AVIREXのルーツからお話しすると、創業者はジェフ・クライマン(Jeff Clyman)という人物で、もともとは法律家という異色の経歴の持ち主です。ブランド名の『AVIREX』は、飛行機乗りを意味する『AVIATOR』と、ラテン語で王を意味する『REX』を組み合わせた造語で、“空の王様”という意味が込められています。拠点はニューヨークにあり、50年前の創業当時から現在に至るまで変わっていません」