内容も同社の今を象徴するようなものだった。一般公開日前日に行われたオープニングレセプションでは、ユニクロの柳井正会長の臨席のもと、同社のグローバルブランドアンバサダーを務める元プロテニス選手のロジャー・フェデラーや、同社のクリエイティブ・ディレクターに就任したクレア・ワイト・ケラーが集結。ユニクロとのコラボレーションで話題となったルメールのクリストフ・ルメールおよびサラ・リン・トランなどが駆けつけて、カメラの前に並んだ。会場内を見渡すと、そこにはフランスの俳優 、カトリーヌ・ドヌーヴが悠然と歩いており、イベントの華やかさをより際立たせた。
柳井会長ほか、クレア・ワイト・ケラーやロジャー・フェデラーなどが登壇した(提供:ユニクロ)一般公開後も老若男女でにぎわった。ユニクロというブランドがフランスでも認知され、幅広い世代にわたって広がっている証拠である。日によっては、入場の列が広場の奥まった場所にある会場から広場まで長く続いたこともあった。1984年に広島市に開店した1号店(当時の店名はユニーク・クロージング・ウエアハウス)から現在に至る、同社の成長を象徴するような光景だった。