アムステルダムの中心地に構える、17世紀の建物を改装した本社で設立者サスキア・ダイクストラ(Saskia Dijkstra)は、「たったひとつのモデルからスタートしました」と、2016年の設立当初を振り返った。
彼女が目指すのは、価格のために品質を妥協したり、色や形に制限を与えることなく、「境界なくみんなにカシミアニットウエアでドレスアップしてもらうこと」。ブランドの原点と成長を振り返りながら、本社にてその魅力を探った。
無限なまでのバリエーションを誇るカシミアニットウエア
ひとつのモデルからスタートした「Extreme Cashmere」は、現在100を超えるカシミアニットウエアのバリエーションを展開している。たとえば、クルーネックセーターのカテゴリーだけで現在(2025年1月時点)27モデルを揃えている。編みの種類、リブの太さ、丈の長さ、オーバーサイズからタイトフィットまで、微妙なシルエットの変化が異 なる表情を生み出す。それぞれのアイテムには独自の魅力があり、まさに理想のカシミアニットウエアを見つけられる宝庫といえる。