「基本のワードローブに、主役のジュエリーをひとつ加えるだけでいい」。そう語るのは、設立者兼デザイナーのキャスリン・ボルター。オスロを拠点とするこのブランドは、北欧の静謐な自然と現代的な遊び心を融合させ、日常の装いをドラマチックに変える力を秘めている。
PROFILE|プロフィール

キャスリン・ボルター(Cathrine Børter)
偶然と直感から生まれたジュエリー
遊び心にあふれたブランド名の裏には、偶然と直感が交差する創造の物語がある。「最初に作品をSNSに投稿したとき、あるジュエリーがタコ(Octopus)のように見えたので、キャプションにそう書き込んだんです。それがそのままブランド名になりました」とボルターは微笑む。真珠(Pearl)の持つクラシックな美しさと、タコのような有機的で不思議なフォルム。その言葉通り、遊び心と創造性が同居する名前は、ブランドの世界観を象徴している。
彼女のデザインの起点は、季節やトレンドではなく“空気”と“ムード”だ。既存のシグネチャーフォルムや素材の言語を守りながら、新作もまたその世界観に「有機的に」接続されることを重要視している。