「ZARA(ザラ)」や「Massimo Dutti(「マッシモ ドゥッティ)」と並び、世界進出してるスペイン発のファッションブランド「
MANGO(マンゴ)」は、2023年度決算で過去最高となる売上高30億ユーロを記録。1992年から世界進出を開始し、現在は120ヶ国約2,700店舗を展開している。
MANGOの特徴は、着心地のよい素材と構造、トレンドを取り入れたシンプルなデザイン、そしてスペインの地中海的なエフォートレスさを表現するスタイルだ。日常着からフォーマルウエア、オケージョンドレス、さらにメンズラインと子ども服まで、手の届きやすい価格帯で幅広い世代にアプローチしている。
40周年を迎えた今年、2026年度までに500店舗の新設を含むブランド価値の拡大を目指す。そんなMANGOの代表者に話を聞くと、顧客に寄り添い、常に声に耳を傾ける“クライアントファースト”の姿勢が見えてきた。
常にお客様が中心
1984年にスペイン・バルセロナで設立された「MANGO」。改めてコンセプトについて教えてもらえますか?
MANGOは創業以来、すべての意思決定の中心に創造性とデザイン性を据え、独自のアイデンティティを持つ衣服を提供してきました。