昨年に創立10周年を迎えたパリ発ファッションブランド「
セザンヌ(Sézane)」が、今年6月、ついに日本上陸を果たした。
2013年にヴィンテージ品のオンラインショップとしてスタートし、現在ではフランスに8店舗、アメリカに5店舗、イギリスに2店舗ずつと、一貫したDtoCビジネスで世界へと事業を拡大。パリジェンヌのアパルトマンに足を踏み入れたような第1号店であるパリ2区の店舗には、平日でも入店に列をなし、洋服からインテリア用品、雑貨を幅広く取り扱う店内は常に活気にあふれている。
パリジェンヌのリアルな装いとライフスタイルを体現するブランドとして成長するとともに、創設者モルガン・セザロリーはパリジェンヌのアイコン的存在として注目を集める。さらに、昨年には「セザンヌ」の前身であるオンラインショップ「レ・コンポザン(Les Composantes)」の運営を再開させ、インテリア用品や食器、キャンドルなどホームウエアを扱うECサイトをオープン。パリでの映画鑑賞会など文化的なイベントを開催するなど、ファッションにとどまらずライフスタイルからカルチャーへと、創設者モルガンは活躍の場を拡げている。
今回はそんな彼女に、パリジェンヌのスタイルや美学、日本市場への進出の経緯など、思いつくままに質問を投げかけてみた。