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2024.08.12

世界中の女性を虜にするパリ発「セザンヌ(Sézane)」が満を持して日本上陸! 創設者が語る“パリジェンヌスタイルを叶えるコツ”とは

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昨年に創立10周年を迎えたパリ発ファッションブランド「セザンヌ(Sézane)」が、今年6月、ついに日本上陸を果たした。
2013年にヴィンテージ品のオンラインショップとしてスタートし、現在ではフランスに8店舗、アメリカに5店舗、イギリスに2店舗ずつと、一貫したDtoCビジネスで世界へと事業を拡大。パリジェンヌのアパルトマンに足を踏み入れたような第1号店であるパリ2区の店舗には、平日でも入店に列をなし、洋服からインテリア用品、雑貨を幅広く取り扱う店内は常に活気にあふれている。
パリジェンヌのリアルな装いとライフスタイルを体現するブランドとして成長するとともに、創設者モルガン・セザロリーはパリジェンヌのアイコン的存在として注目を集める。さらに、昨年には「セザンヌ」の前身であるオンラインショップ「レ・コンポザン(Les Composantes)」の運営を再開させ、インテリア用品や食器、キャンドルなどホームウエアを扱うECサイトをオープン。パリでの映画鑑賞会など文化的なイベントを開催するなど、ファッションにとどまらずライフスタイルからカルチャーへと、創設者モルガンは活躍の場を拡げている。
今回はそんな彼女に、パリジェンヌのスタイルや美学、日本市場への進出の経緯など、思いつくままに質問を投げかけてみた。
PROFILE|プロフィール
 モルガン・セザロリー(Morgane Sezalory)
モルガン・セザロリー(Morgane Sezalory)

「セザンヌ」創設者
17歳のときにパリの学校を辞めて独学でファッションビジネスとデザインを学んだ。2013年に自身のウェブサイト、“レ・コンポザン”でヴィンテージの洋服を販売すると、個性的なアイテムへの需要が高まり大人気に。ヴィンテージ風のエッジの効いたアイテムを自分でデザインするようになり、ブランド“セザンヌ”へと発展。オンラインショップから瞬く間に火がつき、本拠地のフランスをはじめ、アメリカとイギリスにも旗艦店を構える。

パリジェンヌらしい、ファッションの楽しみ方

「セザンヌ」のコンセプトと、ブランドが生まれた背景を教えてもらえますか?
一言で言えば、ヴィンテージです。学校を卒業した後、ヴィンテージ品をアレンジし、“レ・コンポザン”という名前でオンライン販売を始めました。
創作のプロセスと、毎月ローンチする作品、そしてそれを取り巻くコミュニティが大好きでした。徐々に、ヴィンテージ品に自分のデザインを加え始め、「セザンヌ」が誕生したのです。
現在はアパレルだけでなく、ライフスタイルに関連するアイテムまで幅広く展開されています。どのような要素にインスパイアされてクリエイションに取り組んでいますか?
たくさんの要素があります。チームの創造性からインスピレーションを受けることはもちろん、生涯にわたって喜びをもたらし、何世代にもわたって受け継がれる作品を作りたいという願望は、私のクリエイションの基本になっています。
また、エネルギーと本物の美しさを備えたパリという街からも常にインスピレーションを受けてきました。それに加えて最近では、ブランドを世界へと展開することで、新しい新鮮なインスピレーションを得られるようになり、今とてもワクワクしています。
「セザンヌ」はパリジェンヌのライフスタイルを体現するブランドとして人気を集めていますが、デザインにおいての最大のこだわりは何ですか?
デザインに関しては、自分の当初のビジョンに忠実であり続けながら、変化や新しいアイディアに対してオープンでありたいと思っています。私たちのデザインスタジオは、成長していくなかで革新とより大胆な作品への挑戦に努めていますが、常にエッセンシャル、つまり基本に戻ります。毎年、私たちはクラシック(パリジェンヌの定番と呼んでいます)を進化させ、さらに美しく耐久性のあるものにしています。
形容しがたいパリジェンヌの魅力について、モルガンさんにあえて伺いたいです。世界中の女性を魅了するパリジェンヌの魅力や美学は何だと思いますか?
「セザンヌ」も“何とも言えない魅力”があると言われていますが、それが何なのかを説明するのは確かに難しいです。何とも言えない魅力というのは人それぞれ違います。気分が良くなり、自信が持てる服を選んで着ることもひとつあるでしょう。体のラインにぴったりフィットする完璧なジーンズや、いつでもすぐにきちんとした気分になれる完璧なカットの白いシャツなどをイメージする人もいるかもしれません。
パリジェンヌは、いつでも使えるゆったりとした、生活に根付くようなものが好きなのだと思います。そして、その基本を大事にするという姿勢に、魅力や美学といったものを感じるのだと思います。
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